ヒュンダイが2021年WRC2体制を発表。オリバー・ソルベルグがOCベイビーと合流へ

 ヒュンダイモータースポーツは12月18日、オリバー・ソルベルグとオーレ・クリスチャン・ベイビーの2名を2021年シーズンのWRC世界ラリー選手権WRC2クラスドライバーに指名したことを発表した。

 元WRCチャンピオンのペター・ソルベルグを父に持つ19歳のオリバーは、2019年のラリーGBでWRCデビュー。今季はエストニアでWRC3クラス優勝を飾り、ヨーロピアン・ラリー選手権ではERC1ジュニアタイトルを獲得するなど周囲の期待に応える活躍をみせている。

 ヒュンダイと2年契約を結んだソルベルグとともに同陣営からWRC2クラスに参戦するのは、ヒュンダイi20 R5で今季のWRC2クラス全7戦中5戦に出場し、計3回のポディウムフィニッシュを果たして選手権4位となったベイビーだ。

 韓国のメーカーは将来のスタードライバー候補であるこのふたりのドライバーを起用することで、有望なラリードライバーを育成するというチームの継続的な取り組みを強化するとしている。

 両名は、シーズン序盤は現行のヒュンダイi20 R5でシリーズを戦い、シーズン半ばからは現在開発テストが行われている新型モデル『ヒュンダイi20 Nラリー2』をドライブする予定だ。

「マニュファクチャラー選手権を2連覇し、カスタマーレーシング部門でも成功を収めているヒュンダイ・モータースポーツに加われたことは、僕にとって信じられないことだ」と語るのは、来年20歳を迎えるソルベルグだ。

「このようなチームの下で働くチャンスが得られたことは僕にとってスリルがあるだけでなく、皆から学ぶことができるため素晴らしいことだと考えている。i20 R5とi20 Nラリー2をドライブすることを楽しみにしているよ」

「また、もうひとりの若いドライバーであるオーレ・クリスチャン・ベイビーとWRC2のセットアップに迎えられたことをうれしく思う。このコミットメントが将来、僕にとってさらに大きなチャンスへの扉を開くことを願っている」

 引き続きヒュンダイからWRC2へ参戦することがアナウンスされたベイビーも2021年の戦いを楽しみにしている。
 
「今年はヒュンダイi20 R5で戦うことができて本当に楽しかった。多くのことを学び、それを来年も続けることができるのはうれしいよ」と語ったベイビー。

「出場した5つのイベントの内3つの表彰台を獲得したが、僕たちが本当に勝ちたかったのは間違いない。そういう意味では我々が望んでいた結果にはならなかった」

「オリバーの参加は素晴らしいことだ。彼はチームに貴重な貢献をしてくれると確信しているし、彼のような情熱的なドライバーと一緒に仕事をすることは僕にとっても刺激になるはずだ」

オリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)
オリバー・ソルベルグ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)
WRC2を主戦場としていたオーレ・クリスチャン・ベイビーは最終戦モンツァでヒュンダイi20クーペWRCをドライブするもクラッシュを喫した。
WRC2を主戦場としていたオーレ・クリスチャン・ベイビーは最終戦モンツァでヒュンダイi20クーペWRCをドライブするもクラッシュを喫した。