豪州SC:フォード陣営に新チーム。クールドライブ・レーシングが2021年に向け体制発表

 2021年に新名称でスタートを切る、オーストラリア大陸を代表するツーリングカー選手権、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップに向け、現地12月14日付で新チームがラウンチした。2020年までブラッド・ジョーンズ・レーシング(BJR)で戦ってきたティム・ブランシャードが、クールドライブ・オートパーツの支援を受けて新組織を立ち上げ、ティックフォード・レーシング製のフォード・マスタング・スーパーカーを投入。そのドライバーに、元同僚のティム・スレイドを起用すると発表している。

 メルボルンを本拠地として始動した新チームは、ブランシャードの家族経営チームとして独立系の立場でフォード陣営に加わることをアナウンス。来季に向け優勝経験もある高い競争力を備えたマスタングがパッケージとして供給され、その契約にはV8エンジンのメンテナンスも含まれる。

 チーム共同代表としてシリーズ参戦を果たすブランシャードは、そのマスタングのドライバーにBJR時代の同僚だったスレイドを起用。2020年は耐久カップ登録ドライバーとして3連覇王者スコット・マクラフランと組み、伝統の『バサースト1000』で5位に入った男のフルタイム復帰をアシストすることとなった。

「クールドライブ・オートパーツとブランシャード・ファミリー全体にとって、この発表はスーパーカー・チャンピオンシップへの長期的なコミットメントの結果であり、関わってくれたすべてのメンバーにとって非常にエキサイティングな瞬間だ」と、2020年はBJRのホールデン・コモドアZBで同じく『バサースト1000』のみドライブしたブランシャード。

「僕らは2016年からカスタマー契約でBJRに参画して複数年にわたって戦い、ともに良い関係を築き、多くを学ぶことができた。そして今、僕らは自分たちの足で立つべきときがきたと感じているんだ」

メルボルンを本拠地として始動した新チームは、ブランシャードの家族経営チームとして独立系の立場でフォード陣営に加わることをアナウンスした
この個体は、2020年開幕直後に参戦を休止した23Red Racingの23号車となっている

■「成功に向けた材料はすべて整った」

「チームとしての長期的なビジョンは、REC(レーシング・エンタイトルメント・コントラクト/シリーズ参戦枠)に投資することで、いつの日か自分たち自身の運命をコントロールすることにあった。このシリーズは依然として、僕らのビジネス面で高い訴求力を持つ、完璧なプラットフォームを提供してくれている」とブランシャード。

 23レッド・レーシングから引き継いだティックフォード製マスタングを託すスレイドにも、代表として絶大なる信頼を寄せる。

「ティム(・スレイド)は、チームにとって本当に貴重な戦力であり財産だ。彼はスピードと多くの経験をもたらすだろうし、その事実はシングルカー体制のチームにとって非常に重要な意味を持つ。彼とは旧知の仲で、その能力には多大なる敬意を払っている」

 一方、リードドライバーに就任したスレイドも、チーム加入の喜びとともにフルタイム復帰に向けた意気込みを語った。

「何よりも、BRT(ブランシャード・レーシングチーム)に参加できて本当にうれしいよ。すでにチームとのフィット感もバッチリだ。彼らを代表して走れることに、心からワクワクしている」と語ったスレイド。

「COVID-19のサスペンデット期間には、彼らのビジネスを手伝っていくつかの支店で働いていたので、彼らやスタッフにとってこのレースプログラムがどれほど重要かを理解している」

「メルボルンの本部内にレースチームのワークショップを開設するのは本当にクールだし、それらすべてをまとめたティム(・ブランシャード)は素晴らしい仕事をしたと思う。スーパーカーはとてつもなく競争が激しいタフなカテゴリーだが、成功に向けた材料はすべて整ったと感じているよ」

2020年はBJRとのジョイントで3号車を走らせたBRTは、レギュラーシーズンにマコーレー・ジョーンズを起用していた
晴れて独立系チームとしてシリーズに挑むCoolDrive Racing。優勝戦線浮上を狙う