耐久王ポルシェ、スポーツカーレース復帰を発表。アウディと同じくLMDh規定でル・マンやデイトナを目指す

 ポルシェは12月16日、LMDh規定のレーシングカーを用い、プロトタイプレースに復帰すると発表した。

 現在IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のトップカテゴリーであるDPiの次世代規則となるLMDhでは、ACOとIMSAとのコラボレーションにより、IMSAのトップカテゴリーだけでなく、WEC世界耐久選手権の『ハイパーカー』クラスにおいて、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定のマシンとも戦うことができるようになる。

 2023年から正式採用となるLMDhでは、指定された4つのコンストラクターのシャシーをベースに、共通ハイブリッドシステムを搭載して戦うことになる。

 ポルシェはこのLMDhプログラムについて、ここ数カ月にわたって評価を続けてきていた。

「新設されるLMDhカテゴリーは、我々にル・マン、デイトナ、セブリングといったクラシックレースにおいて総合優勝を争う機会を、低コストで与えてくれる」とポルシェAGのCEOであるオリバー・ブルーメは述べている。

「このプロジェクトは非常に魅力的だ。耐久レースは、我々のブランドのDNAの一部である」

 ポルシェAGの研究開発担当取締役であるマイケル・シュタイナーは、次のように付け加える。

「中期的には、ポルシェは3つの異なるドライブコンセプトに焦点を当てている。すなわち、完全な電気自動車、効率的なプラグインハイブリッド、そしてエモーショナルな燃焼機関、だ」

「我々は最先端のロードカーとモータースポーツの両方において、この三部作を表現したいと考えている。その一環として、我々はフォーミュラEにおいて完全なエレクトリック・ドライブを用い、またGTレースにおいては非常に効率的かつエモーショナルな燃焼ユニットを使用している」

「そして、LMDhクラスは我々のギャップを埋めてくれるものとなるだろう。そこでは我が社のブランドモデルの多くに搭載されているような強力なハイブリッド・ユニットが競い合うことになる」

「もし規則が合成燃料の使用を認めるならば、サスティナビリティの観点から、我々にとってはさらに大きなインセンティブとなるだろう」