F1第17戦アブダビGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2020年F1第17戦アブダビGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはカルロス・サインツJr.(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(ルノー)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、エステバン・オコン(ルノー)、ランス・ストロール(レーシングポイント)だ。

■BWTレーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 決勝=10位

2020年F1第17戦アブダビGP ランス・ストロール(レーシングポイント)

 とてもタフなレースだった。チームのせいではない理由でチェコ(セルジオ・ペレス)がリタイアを強いられ、僕らは選手権争いで劣勢に立たされた。そして、彼のクルマが止まったことでセーフティカーが出動し、その判断が正しかったかどうかも疑問が残るところだけど、続いてピットレーンで(カルロス・)サインツJr.に抑え込まれるという出来事があった。あれでタイムを失ったのは確かだ。ただ、僕はコース上でも苦戦していた。一時的にペースが良くなることもあったけど、あまり一貫性がなかったんだ。

 終盤にはタイヤが終わりかけていた上に、温度も大きく落ちてしまい、エステバン(・オコン)に抜かれて順位を下げた。どうしてああなったのか、よく調べてみる必要がある。コンストラクターズ選手権で3位を獲れなくて残念だ。チームの全員が、それを手にするに相応しいハードワークを続けてきたのだから。今年は本当にいい場面が何度かある一方で、取り逃がしたチャンスもあった。しっかり反省して、将来の改善につなげるべきことが、数多くあったということだ。

 いまはちょっと落胆しているけど、2021年にはレーシングポイントがアストンマーティンF1チームに生まれ変わるという、エキサイティングな未来が待っていることを思い出すべきだろう。これまで以上に輝かしい時期が訪れるに違いないよ。

■ルノーDPワールドF1チーム
エステバン・オコン 決勝=9位

エステバン・オコン(ルノー)
2020年F1第17戦アブダビGP エステバン・オコン(ルノー)

 チャレンジングなレースだったけど、最終ラップでランス(・ストロール)をオーバーテイクして、いい形で終われてよかった。そうして最後まで戦ったのだから、満足してもいいと思う。反省すべき点もいくつかある。最初のスティントでは少し苦戦したし、前のクルマをなかなか抜けなかった。でも、終盤になるとクルマの動きが良くなってきて、それからは本当に楽しかったよ。

 今日のレースが、僕らの1年間を端的に物語っていたと思う。序盤はあまり順調とは言えなかったけど、とてもいい感じで終わることができたからね。まだ改善できる領域があることは分かっている。チームのみんな、エンストンとビリーのファクトリーのみんなの今季のハードワークに、心からありがとうと言いたい。そして、今年のチームメイト、ダニエルにも感謝している。移籍先での活躍を祈っているよ。

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー 決勝=8位

2020年F1第17戦アブダビGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とレッドブル・モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ
2020年F1第17戦アブダビGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とレッドブル・モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ

 8位を獲得できてうれしい。厳しいレースで、何台もオーバーテイクし、たくさんのバトルをしなければならなかった。

 全体的に見て、楽な週末ではなかった。マシンの感触にあまり満足できずにいたんだ。それでも重要な時にやるべきことをしっかりやれたと思う。最終戦でチームにポイントを持ち帰ることができてとてもうれしい。アブダビGPで可能な最大の結果を出したと思うからね。

 今シーズン頑張ってくれたチームの全員に心から感謝する。彼らと働けることは大きな喜びだった。僕らはあらゆる分野において大幅な進歩を果たし、中団でライバルたちとしっかり戦ってきた。

 今年一緒に成し遂げた素晴らしい出来事、僕らの初優勝の喜びを、これからじっくり味わおう。そして来年に向けてしっかり充電し、もっと力をつけて戦いの場に戻ることを目指し、パフォーマンス向上に努めていく。

■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=7位

2020年F1第17戦アブダビGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 11番手からのスタートだったことを考えれば、7位という結果は十分に満足できるものだ。ハードタイヤで走った最初のスティントは本当に好調で、クルマのフィーリングは全体を通じて良かった。セーフティカーで少し状況が変わったとはいえ、本当はもう少し速いペースで前方のクルマに追いつきたかった。

 コンストラクターズ選手権を3位で終えるのは難しいと思っていた。でも、全体としては、チームにとってポジティブなシーズンになり、昨年と比べれば大きく進歩することができた。僕のこのクルマでの最後のラップは、このレースのファステストラップにもなった。そのつもりでハードに攻めたんだ。うまく決まっていい気分だよ! 素晴らしい2年間を過ごさせてくれたチームに、メルシー・ボクー!

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=6位

カルロス・サインツJr.&ランド・ノリス(マクラーレン)
2020年F1第17戦アブダビGP カルロス・サインツJr.&ランド・ノリス(マクラーレン)

 チームにとって素晴らしい日になった。最初から最後まで、週末全体を本当にうまくまとめることができたと思う。集中を切らさず、着実な仕事をして、みんなのおかげで文句なしのレースをした末に、選手権3位を持ち帰ることができた。

 僕自身について言えば、最高にエキサイティングなレースというわけではなかった。クリーンなレースをしようと心がけ、レース中盤には何度かオーバーテイクも決めて、6番手まで戻してフィニッシュできたのだから、その点では満足している。また、ドライバーズ選手権でも、マクラーレンに来てから2年連続で6位に入れたので本当にハッピーだ。今年後半の7~8戦では、少し僕らの方に流れがきていたように思うし、そのおかげで、シーズン初めからのペースの速さを結果に結びつけることができた。何が起きようとプッシュし続け、自分がやっていることを信じ続けなければいけないということが、これで証明されたと思う。

 サーキットだけでなくファクトリーで働く人たちも含めて、素晴らしい2年間を過ごさせてくれたチームメンバーのひとりひとりに、心から感謝している。ここでの最高の思い出を忘れないよ。僕なりに力を尽くして、マクラーレンがかつての地位へと近づく手助けができて光栄だった。来年はライバルとして戦うのが楽しみだ。みんなの幸運を祈るよ。