本山哲がひさびさのフォーミュラをドライブ。「いろいろなことを思い出しながら、楽しみたい」

 12月9日から、大分県日田市のオートポリスで走行がスタートしている2020 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ第13戦/第14戦。このラウンドでは、4回のフォーミュラ・ニッポン王者、3回のGT500王者を誇る本山哲がTEAM GOHから参戦しており、ここまでひさびさのフォーミュラドライブを果たしている。専有走行を終えた本山にひさびさのフォーミュラ、そしてレーシングカードライブの感想を聞いた。

 1990年代から2010年代まで日本を代表するトップドライバーとして君臨した本山は、2008年限りでフォーミュラ・ニッポン参戦を終え、2018年にはGT500参戦を引退。その後はレーシングドライバーとしての引退は口にしていなかったものの、ヘルメットを被る機会は少なくなっていた。

 そんななか、本山は「今年から新しくスタートしたフォーミュラリージョナルの車両がどういうものなのか興味がありましたし、単純にレースが好きだし、レースがしたいという思い」から、TEAM GOHから今回の参戦のオファーを受け快諾。12月9日からオートポリスで走行を開始した。ただ、諸事情により初日は自身のヘルメットがなく、荒聖治のヘルメットで走るシーンも見られた。

 ここまで3日間走行を重ねてきた本山は、強いオーバーステアに苦しめられたものの、少しずつそれも解消。12月11日の2本の走行では、1回目に1分44秒060をマークした。ただ、ランキング首位を走る阪口晴南(Sutekina #3)からは1秒の差がある状況だ。

 とはいえ、ひさびさのフォーミュラに本山は「楽しくは走れていますよ。“リハビリ”を兼ねながら、いろいろなことを思い出しながら走っています」と笑顔をみせた。

「自分がこれまで乗ってきたカテゴリーのクルマに比べると、クルマ自体のレベルやグリップなどに合わせなければならず、つかみ切れていないのが正直なところです。そこが逆に難しいですね」

 ここまでは「ふだん自分が教えている晴南に、逆にいろいろ教わっている状況(笑)」で、タイムも少しずつ向上させている。「一生懸命やっていますよ。それに体への負担も大丈夫。いろんな人から心配されますけどね」という。

 12月12日(土)からは、いよいよ予選、そして14周の第13戦、17周の第14戦が行われる。「なるべく晴南に近づきたいな、とは思っていますが、なかなか近づけないですね。でもレースのスタートもあるし、いろいろなことを思い出しながら、楽しみたいと思います」と本山は意気込みを語った。

 そして、やはりレーシングスーツを着ている本山哲は非常に魅力的だ。走行を見つめる多くの関係者やドライバーからも、「オーラがある」という声も多く聞かれた。ひさびさのフォーミュラに挑む本山が予選、決勝でどんな戦いを披露してくれるのか、大いに楽しみにしたいところだ。

童夢F111/3のコクピットに収まる本山哲
童夢F111/3のコクピットに収まる本山哲
童夢F111/3をドライブする本山哲
童夢F111/3をドライブする本山哲
童夢F111/3のコクピットに収まる本山哲
童夢F111/3のコクピットに収まる本山哲
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップの第13戦/第14戦の専有走行の様子
フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップの第13戦/第14戦の専有走行の様子