電動ハイパースポーツ「リマック C_Two 」の開発は最終段階に。日本国内への導入も決定的か!? 【動画】

電動ハイパースポーツ「リマック C_Two 」の開発は最終段階に。日本国内への導入も決定的か!? 【動画】

Rimac C_Two

リマック C_Two

2021年のデリバリーに向けて最終的な開発フェーズへ

クロアチアを拠点とする自動車メーカー「リマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)」は、2021年のデリバリーを前に、同社が手がけるフルEVスーパースポーツ「C_Two」の最終テストを開始した。これまで、C_Twoは発売に向けてベンチテスト、テストコースでの走行、公道におけるテストなどが行われている。

現在、C_Twoは各国の公道走行規定をクリアすべく、様々なテストに挑んでいる。開発はパワートレインのスペシャリストであるIAV社と協力して進められており、今回テスト施設を提供するドイツのSLGにおいて、EMC(Electromagnetic Compatibility:電子機器の製品化に必要な認証適合)試験が行われた。

EMC試験を行う電動スーパースポーツ「リマック C_Two 」

 

電子機器の作動状況を確認するEMC試験

EMC試験は、すべての電子機器が実際にどのように動作するかがテストされる。この際、それぞれの機器が発する電磁波の放出量や、外部からの入力を受けた場合にどのような反応があるのか、双方の観点からチェック。このようなテストをクリアしなければ、車両のエアコンや無線システム、スピードカメラや信号機などの道路インフラに至るまで、多くのシステムが正しく機能しなくなってしまうという。

電子機器の塊のような電気自動車では、EMC試験が非常に重要となる。特にC_TwoのようにパワフルなフルEVスーパースポーツの開発においては、さらに慎重に試験が行われる。電磁波は各国の規定をクリアするため、EU承認基準「ECE R10」に基づいて測定。リマックでは優れた品質を重視しており、最低限の基準を満たすだけではなく、それ以上の数値をクリアすることを目指している。

今回行われた試験では、20MHzから20GHzレベルの放射線下において、C_Twoプロトタイプを一定の速度で走行。その間、エアコンディショナー、ヘッドライト&テールライト、ワイパーなどの電気を使用するシステムを作動させ、車両が期待通りの性能を発揮しているかを評価した。

試験が完了すると、専門家チームがプロトタイプを分解。主要コンポーネントを個別に評価し、改善点を特定する。その後、車両は再び組み立てられてEMC試験室に戻され、すべてが完璧な数値を示すまで試験が繰り返されるという。

C_Twoプロトタイプの試験結果は、想定以上の数値を記録したが、厳しい社内目標や品質基準を満たすため、さらなる改良が必要になるという。今後、リマックでは本格的な生産仕様の確定に向けて、パワートレインに関するより高度なテストを行い、さらに改善を続けていく予定だ。

EMC試験を行う電動スーパースポーツ「リマック C_Two 」

BINGO SPORTS/BH AUCTIONと業務提携

国内で海外輸入車販売事業を手掛ける「BHJ」と「BH AUCTION」は、かねてより「BINGO SPORTS」ブランドで海外のハイパーカーブランドを扱ってきたが、この度リマック・アウトモビリ社との業務提携を発表。2021年より新型モデルを軸としたイノベイティブな展開を積極的に行い、車両の販売も行っていくという。

BINGO SPORTS/BH AUCTIONの武井真司・代表取締役社長は今回の提携について以下のようにコメントしている。

「クルマを取り巻く環境が目まぐるしく変化するなかで、EVハイパーカーというこれまでになかったジャンルの販売を軸に、常にチャレンジングなアイデアで私たちを魅了するイノベーターと共にどれだけ明るいクルマ社会を創造できるかを考え、活動をしていきます。リマック社と共に次世代に向けても変わらず楽しい自動車文化をつないでいけたらと思います」

この提携により、リマック C_Twoの国内導入もにわかに現実味を帯びてきた。次世代ハイパーカーの一角であるリマック C_Twoの今後の展開に注目したい。