WRCモンツァ:トヨタ、豪雨のデイ2でオジエが3番手に。SS5ではヤリスWRCがトップ4独占

 12月4日、WRC世界ラリー選手権第7戦モンツァのデイ2が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはSS6終了時点で、セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手、カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合6番手につけ、3台がトップ6に入った。
 
 1日を通して雨模様となったこの日は、モンツァ・サーキットのトラックや敷地内にあるオーバルコース、サービスロードなどをつなげた3つのステージで計5本のSS(合計69.61km)が行われた。

「今日は非常にトリッキーな1日で、このような難しいコンディションでは多くのことが起こるだろうと身構えていた」とトミ・マキネン代表が語ったように、連日の低温と上空から叩きつけられる強い雨によって路面は非常に滑りやすい状態に。

 そこでトヨタ勢は雪道用に用意されたスタッドレス・スノータイヤを選択。これがウエットタイヤ以上のグリップを発揮し、SS4でエバンスが、SS5ではオジエがベストタイムをマークしてみせた。
 
 そのSS5ではロバンペラがステージ2番手タイムを記録し直後にエバンス、勝田貴元が続いたことでトヨタ・ヤリスWRCがステージトップ4に並んでいる。
 
 前日のSS1でクラッシュを喫しデイリタイアとなっていた勝田は2日目に再出走を果たすと、SS5での好走に続きSS6ではステージトップと0.2秒差のSS2番手タイムを刻むなど、ナイトステージで速さを示した。

「我々のドライバーは全員が本当にいい仕事をしてくれた」とマキネン。

「大きなミスをしなかったことが特に重要で、3人のドライバー全員が戦いを続けている。とはいえ、まだまだ先は長い。特に明日は山道での戦いになるので、タイトルは日曜日最後のパワーステージまで決まらないだろう」

勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ

 チームの指揮官が言及したデイ3の山岳ステージについて、チームメイトとドライバーズチャンピオンを争うオジエは次のように述べた。

「明日、山間部のトリッキーなコンディションでの戦いになれば、ライバルとの差を縮めることができるかもしれない。もし、路面が新雪で覆われていたら、自分たちの出走順はきっと有利に働くだろう」

 対するエバンスは「明日は、今日とまた違う非常に難しい1日になりそうだ」と語り、「路面は刻一刻変化していると思うから、明日の朝起きて状況を確認しなくてはならない」と続けた。

 ラリー・モンツァの競技3日目となる12月5日(土)はモンツァ・サーキットを離れ、ロンバルディア地方の山岳路に設定された3つのステージで6本のSSが行われる。ここでは降雪や路面凍結の可能性もあるため、確実なドライビングが求められる。1日の最後にはふたたびサーキットに戻り7本目のSSを走行。ステージの合計距離は大会最長の126.95kmとなり、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は385.96kmに達する。

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020WRC第7戦モンツァ