スーパーGTの2020年シーズン終了をうけGRカンパニー佐藤恒治プレジデントがコメント

 12月4日、TOYOTA GAZOO Racingは11月28〜29日に富士スピードウェイで開催されたスーパーGT第8戦を終え、GAZOO Racingカンパニーの佐藤恒治プレジデントからのコメントを発表した。第8戦富士では、タイトルを争っていたKeePer TOM’S GR Supraがフィニッシュ間際でまさかの失速。RAYBRIG NSX-GTにタイトルを譲る展開となっていた。佐藤プレジデントのコメントは、この発表を受け悔しさがにじむものとなっている。

 佐藤プレジデントのコメントは下記のとおりだ。

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トヨタ自動車 GAZOO Racing Companyプレジデントの佐藤です。

先週スーパーGTの2020シーズンが終了したことを受け、TOYOTA GAZOO Racingの責任者として、関係する皆さまに感謝やお礼を伝えたい、そのような想いから、今回のメッセージを発信させていただきます。

今年はスーパーGTが開催できないかもしれない。春先は本当にそう感じていました。

この状況下で全8戦を戦わせていただけたこと、そして、最終の富士戦では、グランドスタンドやコースサイドから多くのファンの声援を受けてレースをさせていただけたこと、主催者、チームをはじめとするすべての関係者、そしてファンの皆様の努力と我慢に、心から感謝したいと思います。

2020シーズンは、GRスープラのデビューイヤーでもありました。

デビューレースで勝利を飾ってくれたトムス37号車が、チャンピオン獲得に大きな可能性を持って迎えた最終戦。

37号車がトップでファイナルラップに入り、最後のストレートに差し掛かってチャンピオンを確信したとき、突如スローダウン。そして、ホンダNSXが抜き去りそのままチェッカー、GRスープラのデビューイヤーチャンピオンは無くなりました。

原因はガス欠でした。計算上は最後まで走り切れる予定でしたが、最後の最後で止まってしまいました。

抜き去っていったNSXはゴールラインを超えてからガス欠になっていたそうです。

GRスープラは、速いクルマではあったかもしれませんが、”強いクルマ”として何かが足りなかった、ということだと思っています。

最後のタスキを受け取って走っていた平川選手、そしてチャンピオンに向けてタスキを繋いできたキャシディ選手、山下選手には、悔しい思いをさせて本当に申し訳なく思います。

GRスープラに“スーパーGTデビューイヤーチャンピオン”というストーリーを添えられなかったこと、やはり悔しいです。

我々にできることは、この悔しさを力に変えて、GRスープラをもっと強いクルマにしていくことしかありません。

来シーズンは、TOYOTA GAZOO Racingの6チーム12名のドライバーに、もっと速くて、もっと強いGRスープラを届けます。

絶対に勝ちましょう。ファンの皆さまも、ご期待いただければと思います。

2021年のシーズンは、サーキットで、また“あの爆音”と“あの匂い”を感じながら笑顔でレースを楽しめるよう、我慢すべきところは我慢をするシーズンオフを、みんなで送れればと思います。関係者の皆さま、ファンの皆さま、よろしくお願いいたします。

今シーズン、本当にありがとうございました。

トヨタ自動車株式会社 GAZOO Racing Company
President 佐藤 恒治