WRC:ヒュンダイ、新型『i20 Nラリー2』のテストを開始。王者タナクも初ドライブ

 ヒュンダイは2021年にデリバリーを開始する新型カスタマーラリーカー『ヒュンダイi20 Nラリー2』のテストをスタートさせたと発表。3日間のテストで延べ500km以上を走破し、パッケージの評価を行ったことを明らかにした。

 ヒュンダイi20 Nラリー2は、WRC世界ラリー選手権の下位クラスに設定されているWRC2やWRC3をはじめ、ERCヨーロピアン・ラリー選手権などで採用されているラリー2(旧R5)規定に準じたラリーカーだ。

 韓国のメーカーは今年10月、市販の『i20 N』をベース車両に設計されたこの新型ラリーカーを発表した。開発を担うヒュンダイモータースポーツ・カスタマーレーシングはこれに続き先週、イタリアで走行テストを実施。開発チームは新しいシャシーのハンドリング特性と、ドライバビリティの評価を中心に行ったという。

 11月30日から3日間にわたって行われたテストにはWRC3のフロントランナーであるヤリ・フッツネンと、現WRC王者オット・タナクが参加している。ヒュンダイは今後もこのようなテストを継続し、WRCおよびR5の経験を持つ多数のドライバーが開発に関わっていくとした。

「ヒュンダイi20N ラリー2での最初のテストは、新しいクルマでの作業の始まりを意味する」と語るのは、ヒュンダイモータースポーツ・カスタマーレーシングのオペレーションリーダーを務めるアンドリュー・ジョンズだ。

「ここ数日はシャシーとドライバビリティに重点が置かれているが、開発段階ではすべての路面でテストを行い、シャシーのあらゆる領域がさまざまなセットアップとドライビングスタイルに最適化されるように焦点を拡大していく」

 初めてi20 Nラリー2をドライブしたヒュンダイワークスドライバーのタナクは、「ニューマシンで忙しい2日間を過ごし、カスタマーレーシング部門と一緒にシャシーのサスペンションとバランスについて多くの作業を行うことができた」とテストを振り返った。
 
「このクルマがいくつかの素晴らしい特徴を持っていることは明らかだ。そこからさらに作業をするための強力な基盤がある」

「まったく新しいデザインのクルマに関する最初のインフォメーションを入手することはつねに重要であり、年末までにオープニングテストを実行することで、チームは冬から新年にかけて作業を続けることができるようになる。より多くの開発のために彼らのチームにふたたび加わるのが楽しみだ」

ヒュンダイi20 Nラリー2
ヒュンダイi20 Nラリー2
ヒュンダイi20 Nラリー2
ヒュンダイi20 Nラリー2
ヒュンダイi20 Nラリー2
ヒュンダイi20 Nラリー2