ハースF1、第16戦サクヒールGPでグロージャンの代役にピエトロ・フィッティパルディを起用すると発表

 11月30日(月)、ハースF1チームは、12月4〜6日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第16戦サクヒールGPにおいて、ロマン・グロージャンの代役としてピエトロ・フィッティパルディを起用することを発表した。

 先週末に開催された第15戦バーレーンGPでは、ハースのレギュラードライバーであるグロージャンがスタート直後に3コーナーでガードレールにクラッシュし、マシンは一瞬で激しく炎上した。

 マシンは真っ二つに別れたが、グロージャンは自力でマシンを脱出し、その後バーレーン国防軍病院へ搬送された。チームの発表によると、グロージャンは両手の甲にやけどを負ったが骨折などの怪我はないという。

2020年F1第15戦バーレーンGP決勝 大クラッシュ後、マシンから脱出したロマン・グロージャン(ハース)
2020年F1第15戦バーレーンGP決勝 大クラッシュ後、マシンから脱出したロマン・グロージャン(ハース)

 グロージャンの代役としてサクヒールGPへの出場が決まったフィッティパルディにとっては、これがF1デビュー戦となる。フィッティパルディはグロージャンの無事を喜ぶとともに、金曜日からの走行を楽しみにしているとハースの公式サイトにコメントを寄せた。

「最も重要なことだけど、僕はロマンが無事で、そして健康であることを嬉しく思っている。あれほど大きなクラッシュの後で、彼の怪我が比較的深刻なものではなかったことをみんなが喜んでいる」

「もちろん、F1で戦う最初の機会を得るのに理想的な状況ではないけれど、今週末僕をマシンに乗せるために信頼してくれたジーン・ハース(チームオーナー)とギュンター・シュタイナー(チーム代表)にはとても感謝している。僕はチームとともに何シーズンも過ごしているし、トラックサイドでもシミュレーターセッションでもそうだ。だからグランプリの週末におけるオペレーションの手順もよくわかっている」

「F1での最初のキャリアを始めるなんて、エキサイティングなことになるだろうね。全力を尽くすし、バーレーンで金曜日のフリー走行が始まるのを楽しみにしている」

 ハースのテスト&リザーブドライバーを務めるフィッティパルディは、2度のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫で、これまでフォーミュラV8 3.5やインディカー・シリーズに参戦してきた。

 2018年には全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦にも出場。その直後に参戦したWEC世界耐久選手権のスパ・フランコルシャン6時間レースにおいてクラッシュを喫して両足を骨折する重傷を負い、スーパーフォーミュラへの参戦は1戦のみに留まっている。

 なおハースの公式ツイッターによると、グロージャンはバーレーン国防軍病院で回復を続けており、両手の甲のやけどの治療もうまく進んでいるとのこと。月曜日にはシュタイナー代表が病院を訪れ、12月1日(火)には退院する見込みだということだ。