「大好きなRX-7と長く付き合うためにレシプロ化!?」SR20DETを換装した若きオーナーの想定外仕様!

「大好きなRX-7と長く付き合うためにレシプロ化!?」SR20DETを換装した若きオーナーの想定外仕様!

ロータリーを捨ててSR20を搭載したFD3Sが降臨

メンバーごとスワップしてフロントはストラット化!

外装のスタイルに惚れて購入したFD3Sだったものの、1年足らずでエンジンブローを経験。普通ならそのままロータリーショップに車両を持ち込んでオーバーホール…となるわけだが、このオーナーは違った。RX-7の魂ともいうべき13Bエンジンを捨て去り、なんとレシプロのSR20DETを換装してしまったのである!

「特にロータリーに思い入れはなかったんですよね…。でもこのRX-7には長く乗っていきたいし、周囲にSRが得意なショップも多かったし」とはオーナー。

エンジンはPS13に搭載されていたSR20DETをオーバーホールしてからスワップ。タービンはSINCO製のEXマニを介してS14純正に変更済み。ミッションはシルビア純正の71C(5速)を使う。

エンジンスワップには様々な方法があるが、このFD3Sの場合はサスメンバーごとシルビア用を移植している。つまり、フロントの足回りは完全にシルビア化されているわけで、サス形式はダブルウィッシュボーンではなくストラットなのである。

ボンネットは形状が気に入ったFRP製品をヤフオクにて購入。そのままではSRエンジンのヘッドカバーとボンネットダクトが干渉してしまうため、ダクトの周囲を一度カットした上で30mmほど持ち上げて逃げを作っている。なお、ダクト穴は雨水の流入を防ぐために全て塞いでいたりする。

インテリアはFD3Sらしさをキープしており、とてもSRエンジン換装仕様とは思えないほど“自然”な仕上がり。ステアリングハンドルはMOMOの330φで、シートはレカロのRS-Gだ。

現在28歳というオーナーは、少ない資金をやりくりしながら好みの仕様に仕上げるべく、外装パーツはヤフオクを駆使。フロントバンパーとリップは「後期純正っぽさがありながらナンバー用の台座がない」という部分が気に入ったEUROU(ユーロー)製を装着。

しかし、想像以上にバンパーの丈が短く、リップ位置がサイドステップよりも高くなってしまったため、加工するか別のバンパーに交換するかで迷っている最中とのこと。ボディカラーはBNR32純正のガンメタだ。

サイドステップもヤフオクで購入したメーカー不明品だが、チャージスピードのリヤオーバーフェンダーに合わせてリメイク。GTウイングはオリジンラボ製を導入している。フロントフェンダーは純正ベースの25mm叩き出し仕様だ。

ホイールは奮発したという前後18インチのSSRプロフェッサーSPX。サイズはフロントが10.5Jのマイナス18で、リヤが11.5Jのマイナス18というスペックだ。これにナンカンのNS-20(F245/35-18 R265/30-18)を組み合わせて引っ張りで履いている。

「車高調を変えたいですね! リヤは買った時のままですし、フロントもエンジン換装時に適当に付けてもらったやつなので…」と、今後のチューニングを思案するオーナー。

“純正っぽく見えるけど純正じゃない、綺麗に作られた海外のFD3Sみたいに”という難しいテーマを掲げた若きオーナーのチャレンジは、まだまだ続いていくのだ。

PHOTO&TEXT:Daisuke YAMAMOTO
●取材イベント:SRミーティング2020