伝統のネーミング「ti」が復活! BMW 128tiのヨーロッパにおけるオーダーがスタート

BMW 128ti

80kgの軽量化を実現したFFスポーツハッチ

15年以上の時を経て、BMWの伝説的な「ti」のネーミングが復活。「BMW 128ti」の英国・ヨーロッパにおける販売がスタートした。価格は3万2995ポンド で、11月からオーダーがスタート。現時点で日本への導入時期は未定となっている。

2019年に3世代目に進化した1シリーズは、それまでの後輪駆動から前輪駆動に変更。FFホットハッチとして登場した「128ti」は、「ツーリスモ・インターナツィオナーレ(Turismo Internazionale)」と呼ぶに相応しい存在感を持つ。トルセンLSD、Mスポーツ・サスペンション、最適化された8速ステプロニック・スポーツオートマチック、最高出力265bhpを発揮する新開発の2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンを搭載する。

1シリーズの頂点に君臨する「M135i xDrive」と同じアンチロールバーやブレーキを備え、スポーティなエクステリアとドライバー重視のインテリアがあつらえられた。さらにM135i xDriveと比較すると、約80kgも軽量化されている。

BMW 128tiのエクステリア

走行性能を強調するスポーティなエクステリア

エクステリアはMスポーツ仕様をベースに、128tiを特徴付けるエプロンをフロントとリヤに装着。さらに「M135i xDrive」から引き継がれたアウターエアインテークを装備し、フロントエアカーテンのトリムがレッドにペイントされている。

ボディカラーで「ストーム・ベイ・メタリック」「ミネラル・グレー・メタリック」「サファイア・ブラック・メタリック」「アルパイン・ホワイト」を選択すると、“ti”バッジを含むサイドシルはレッドに。「メルボルン・レッド・メタリック」「ミサノ・ブルー・メタリック」をオーダーした場合、サイドシルのアクセントと“ti”バッジがブラック、サイドシルはボディカラー同色となる。

「シャドーライン・トリム」を採用し、ブラックのキドニー・グリルと直径90mmの「デュアル・ブラッククローム・テールパイプ・フィニッシャー」を標準装備。さらにオプションの「BMW インディビジュアル・ライト・シャドーライン」を装着することで、フロントフェイスをさらにシックに演出することも可能だ。

足元には専用の18インチ「Yスポーク553 Mバイカラー」軽量アロイホイールを装着。オプションとして、19インチ「ダブルスポーク552 M」軽量アロイホイールもチョイスすることができる。

BMW 128tiのインテリア

標準のMスポーツシートにオプションでダコタレザーも

インテリアには「M Sport」シートを採用。パンチング加工を施したダコタレザー(ブラック/マグマ・レッド)もオプションで用意されている。ダコタレザー仕様では“ti”バッジがグレーとなり、コントラストステッチに加えて、フロアマットにはBMW Mカラーのステッチが施される。

コクピットに搭載される「BMWオペレーティング・システム7.0」は、オプションの「BMWライブ・コクピット・プロフェッショナル」を装着することで、10.25インチ・ディスプレイからアクセスすることができる。このシステムは、ジェスチャーコントロールにも対応しており、オプションで9.2インチ「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」を搭載することも可能だ。

フォールディング・ミラー、シートヒーター、キャビン・アンビエント・ライティングは標準装備。ラゲッジ容量は通常時で380リットルを確保し、リヤシートを倒すことで1200リットルに拡大する。電動テールゲートもオプションで用意された。

BMW 128tiの2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボ

最高出力265hp・最大トルク400Nmを発揮

搭載される2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンは128ti専用に改良され、最高出力265hp・最大トルク400Nmを発揮。0-62mph加速は6.1秒、最高速度はリミッターで155mph(250km/h)に制限される。

この強烈なパフォーマンスにもかかわらず、CO2排出量は148~139g/kmに抑えられた。これにより「ユーロ6d」排気ガス規制もクリア済み。「アクティブ・サウンド・デザイン(ASD)」が標準装備されており、ドライバーはエキゾーストシステムなどを変更することなく、迫力のエンジンサウンドを車内で楽しむことができる。

BMW 128tiの走行シーン

専用チューニングが施された足まわり

足まわりには専用チューニングされた「Mスポーツ・サスペンション」を装着。M135i xDriveに搭載されている強固な「アンチロール・バー」と「アンチロール・バー・マウント」に加えて、128tiのために改良が施されたスプリングとショックアブソーバーを採用した。車高は標準モデルと比較すると10mmローダウンしている。

この足まわりに、トルクステアを最小限に抑えるよう設計された専用のステアリング・セットアップを組み合わせたことで、よりシャープなドライビングダイナミクスを実現。さらに4WDのM135i xDriveと比較して約80kgも軽量化された。

128tiには、M135i xDriveと同じトルセンLSDが採用された。トラクション、敏捷性、安定性を向上させるだけでなく、優れたコーナリング性能を発揮。「BMWパフォーマンス・コントロール」も128ti用に改良され、1シリーズから導入されたタイヤスリップ・コントロール・システムの「ARB」も搭載されている。