ランボルギーニ、レースカー直系の公道仕様スーパースポーツ『ウラカンSTO』発表

 ランボルギーニは11月19日、FIA-GT3カーとして開発された『ウラカンGT3 Evo』と、ワンメイクレース車両『ウラカン・スーパートロフェオEvo』から生まれたロードゴーイング・スーパースポーツ『ランボルギーニ・ウラカンSTO(スーパートロフェオ・オモロガータ)』を発表した。
 
 ランボルギーニのモータースポーツ活動を担うスクアドラ・コルサの持つ知見が凝縮されたこの新型モデルは、ワンメイクシリーズを競うウラカン・スーパートロフェオと、デイトナ24時間レース3連覇など数々のグローバルレースで成功を収めているウラカンGT3の伝統を受け継ぐテクノロジーや走行性能が与えられながら、公道走行が可能となったスーパースポーツカーだ。

 最高出力640hp(470kW)、最大トルク565Nm/6500rpmを発揮する自然吸気V10エンジンが搭載されるボディにはカーボンファイバー素材などを使用したレースカー譲りの軽量化技術が採用されているほか、最適化されたサスペンションをはじめ、ブレンボ製の新CCM-Rブレーキシステム、“STO”“Tofeo”“Pioggia”という走行環境に合わせた3つのドライビングモードが用意されるなどエンジニアリング技術も同様に活用されている。

 また、ボンネット、フェンダー、フロントバンパーをひとつのコンポーネントにまとめた“Cofango(コファンゴ)”の採用はトピックのひとつ。これはランボルギーニ・ミウラやセストエレメントでも見られる構造で、モータースポーツの分野においても軽量化につながるだけでなく、整備面で時間の節約を図ることができるものだ。

 この他、エアロダイナミクスではNACAエアインテーク付きのリヤフェンダーや空冷効率を向上させるエアスクープ付きのエンジンフードと、それに一体化されたシャークフィン、調整可能なリヤウイングなど各部分にモータースポーツ由来のテクノロジーが用いられ、その結果、全体の空力効率は37%向上。さらに、ダウンフォース量はウラカン・ペルフォルマンテと比較して53%の大幅アップを実現している。

 徹底した軽量化がなされている新型モデルにおいてはインテリアも例外ではなく、コクピット内にもカーボンファイバーが豊富に使用され、スポーツシートもフルカーボンファイバー製となっている。
 
 新HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)ではセンターコンソール内に組み込まれるタッチスクリーンで、ドライビングモードの変更やランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(LDVI)の設定、タイヤ圧やブレーキ温度の確認が可能。また、常時接続のコネクテッド・テレメトリーシステムは、サーキット走行時のパフォーマンスをモニタリングならびに記録し、ランボルギーニUNICAアプリでデータ分析を行うことができる。
 
 パーソナライゼーションプログラム“Ad Personam”を活用し、自分だけのオリジナルデザインのクルマに仕上げることも可能となる『ランボルギーニ・ウラカンSTO』は2021年春に最初のデリバリーが予定されている。日本での販売価格は3750万円(税別・予定)だ。

ランボルギーニ・ウラカンSTO(エクステリア:リヤビュー)
ランボルギーニ・ウラカンSTO(エクステリア:リヤビュー)
フロントセクションを一体化させた“Cofango(コファンゴ)”
フロントセクションを一体化させた“Cofango(コファンゴ)”
ランボルギーニ・ウラカンSTO(インテリア:コクピット)
ランボルギーニ・ウラカンSTO(インテリア:コクピット)

■ランボルギーニ・ウラカンSTO 主要諸元

車両寸法:4549×1945×1220mm
ホイールベース:2620mm
乾燥重量:1339kg
パワーウエイトレシオ:2.09kg/hp
重量配分:41:59(フロント:リヤ)
シャシー:アルミニウム、カーボンファイバー・ハイブリッドシャシー
サスペンション:アルミニウム製ダブルウィッシュボーン
タイヤ:ブリヂストンPOTENZA 245/30 R20(フロント)305/30 R20(リヤ)
ホイール:8.5J×20インチ(フロント)11J×20インチ(リヤ)
エンジンタイプ:自然吸気90度V型10気筒
排気量:5204cm^3
最高出力:640hp/8000rpm
最大トルク:565Nm/6500rpm
トランスミッション:7速LDFデュアルクラッチ・トランスミッション
駆動:後輪駆動
0-100km/h加速:3.0秒
0-200km/h加速:9.0秒
最高速度:310km/h
制動距離:30.0m

“Ad Personam”を利用することでランボルギーニ・ウラカンSTOを自分だけの特別カラーに彩ることも可能だ。
“Ad Personam”を利用することでランボルギーニ・ウラカンSTOを自分だけの特別カラーに彩ることも可能だ。
センターコンソールに埋め込まれたタッチスクリーン
センターコンソールに埋め込まれたタッチスクリーン
ランボルギーニ・ウラカンSTO(エクステリア:リヤビュー)
ランボルギーニ・ウラカンSTO(エクステリア:リヤビュー)