ステファン・ヴィンケルマンがランボルギーニ社長に復帰。ブガッティ社長を兼任

退任するドメニカリの後任として2016年以来の再任

アウトモビリ・ランボルギーニは、2020年12月1日からステファン・ヴィンケルマンが新たな社長兼CEOに就任すると発表。ヴィンケルマンはブガッティ社長も兼任する。前任のステファノ・ドメニカリは、2021年からフォーミュラワン・グループの社長兼CEOに就任することから退任する。

今後、ランボルギーニとブガッティというふたつのスーパースポーツブランドを率いることになるヴィンケルマンは、次のようにコメントを発表した。

「このふたつのユニークな自動車メーカーを率いることは、私にとって大きな名誉であり、喜びです。新たな挑戦を楽しみにしています。ブガッティは世界で最もパワフルでエレガント、そしてラグジュアリーなハイパースポーツの象徴です。一方のランボルギーニは、卓越したデザインと革新性を示す、アイコニックな最高級スーパースポーツブランド。両社の創造性はまだ終わっておらず、世界には驚きが待っているでしょう」

アウディAGの代表取締役会長のマルクス ドゥスマンは、今回の人事について以下のようにコメントした。

「ステファン・ヴィンケルマンは、ランボルギーニの歴史を作り上げてきた人物です。ランボルギーニ・ブランドのために、これほど相応しい存在は他にいないでしょう。彼ならば、さらなる未来に向けてこのユニークなブランドを成功へと導くことができるはずです」

「そして、アウディAGの経営陣全員の名において、ステファノ・ドメニカリの素晴らしい業績とランボルギーニへの献身に感謝したいと思います。過去4年間、彼はブランドの変革を形づくり、それを前に押し進めてきました。フォーミュラワン・グループでの成功を願っています」

ランボルギーニの成功を確固たるものにしたウルス

ランボルギーニ成功の下地を作ったヴィンケルマン

ヴィンケルマンは、2005年から2016年までランボルギーニの社長兼CEOを務めており、その在任期間中にランボルギーニをスーパースポーツのトップ企業へと成長させている。彼はランボルギーニ入社前は、フィアット・グループで様々な上級職を歴任した経験を持つ。

ウィンケルマン時代に導入されたのは、ガヤルドの派生モデルから始まりV10モデルのウラカン、V12モデルのアヴェンタドール、さらに限定仕様やワンオフモデルなどを次々と発表し、多くの販売新記録を打ち立てた。2015年には3番目のモデルラインであるスーパーSUVの「ウルス」の開発が発表され、その後ランボルギーニにさらなる成功をもたらしている。

2016年3月、ヴィンケルマンはクアトロGmbH(現アウディスポーツGmbH)のCEOに就任後、2018年初頭からブガッティに社長として迎え入れられている。

ランボルギーニを退任するステファノ・ドメニカリ

在任期間中に販売台数を倍増させたドメニカリ

2016年にランボルギーニに入社して以来、ドメニカリは2018年にSUV「ウルス」を発表し、販売台数を大幅に増加させた。彼の経営下にあったこの4年間で、サンタアガタ・ボロネーゼの生産拠点は生産台数が倍増している。さらに700人以上の従業員を新規雇用し、ブランドの認知度はランボルギーニ史上前例のないレベルに達することになった。

2019年は8205台がデリバリーされ、ウルス導入前と比較して2倍の販売台数を記録。2019年の売上高は18.1億ユーロで、アメリカ大陸、EMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)、アジア太平洋地域の3つの主要市場すべてで最多販売記録を達成している。

「私はプロフェッショナルとして、新たな挑戦を続けていきます。ランボルギーニでは並外れた組織のなかで、並外れた仲間たちと素晴らしい経験を得ることができました」

「ランボルギーニのすべての女性と男性たちを心から大切に思っています。私たちは共に信じられないような目標を達成し、次々と記録を更新していきました。確固とした長期戦略がランボルギーニの明るい未来を保証してくれることを胸に、私はここを去ります」

「アウディとフォルクスワーゲン・グループには、この数年間、継続的なサポートをしてくれたことに感謝しています。ランボルギーニでの数年間は、個人的にも仕事的にも、私にとって特別な経験になりました。ステファン・ヴィンケルマンがこの素晴らしいブランドを率いる上で、大きな成功を収めることを願っています」