MotoGP:ホンダ・チーム・アジアが2021年の体制発表。小椋藍がMoto2に昇格、國井勇輝はMoto3継続参戦

 11月17日、Moto2クラスに参戦するイデミツ・ホンダ・チーム・アジアとMoto3クラスに参戦するホンダ・チーム・アジアは、2021年の参戦体制を発表した。

 Moto2クラスに参戦しているイデミツ・ホンダ・チーム・アジアは、世界で活躍するアジア人ライダーを発掘・育成する取り組みの一環としてホンダが2013年に発足したチームであり、初年度は高橋裕紀、現在MotoGPクラスで活躍する中上貴晶やMoto2クラスで勝利を挙げた長島哲太も所属した経験がある。

 2016年からはMoto3クラスにもホンダ・チーム・アジアとしてエントリーしており、尾野弘樹や鳥羽海渡が参戦してきた。そして2018年からは2クラスのチーム監督に青山博一を迎えている。

 今季のライダーラインアップは、Moto3クラスに日本人ライダーの小椋藍と國井勇輝、Moto2クラスにタイ人のソムキャット・チャントラ、インドネシア人のアンディ・ファリド・イズディハールだった。

Moto3:國井勇輝、青山博一監督、アンディ・ファリド・イズディハール/ホンダ・チーム・アジア
Moto3:國井勇輝、青山博一監督、アンディ・ファリド・イズディハール/ホンダ・チーム・アジア

 2021年もこの4名が参戦することに変わりはないが、Moto3クラスは國井とイズディハール、Moto2クラスはチャントラ、そして小椋がステップアップすることに決まった。

 Moto3クラスに継続参戦する國井は「このチームでまた1年、Moto3クラスに参戦できることに興奮しています。出光興産株式会社様、本田技研工業株式会社様、そしてチームを応援してくださっているすべてのスポンサーの皆様に、心から感謝したいと思います」とコメント。

2020Moto3:國井勇輝(ホンダ・チーム・アジア)
2020Moto3:國井勇輝(ホンダ・チーム・アジア)

「この参戦初年度は思うようにことが進まず、不思議な感覚の1年でしたが、多くのことを学びました。今年、小椋選手のような素晴らしいライダーのチームメイトとして過ごすことができ、多くの事を学べましたので今年学んだことを来年活かせるよう改善に取り組んで行きます」

 Moto2クラスに昇格する小椋は「まずはご支援頂いている全てのスポンサー様とチームに感謝します。2019年のMoto3クラス参戦以来、チームは常に良いパッケージを用意してくれ、ずっと一緒に一生懸命働いて来ました」と語った。

「ロードレース世界選手権のMoto3クラスにステップアップした際にMoto3で2年間、しっかりと過ごし次のステップに行きたいと思っていました。今、その目標通りになりとても嬉しく思います。来年は新しいライバル、新しいバイクとなり難しい挑戦なりますが、僕は今と同じように一歩一歩、前に進んでいきます」

2020Moto3:小椋藍(ホンダ・チーム・アジア)
2020Moto3:小椋藍(ホンダ・チーム・アジア)

 チームを率いる青山監督は2クラスで戦うライダーについて以下のように述べた。

「まずは、出光興産株式会社様とスポンサーの皆様に感謝したいと思います。また2021年シーズンを2つの世界選手権のカテゴリーで続けられることを嬉しく思います」

「Moto2クラスでは、ソムキャット・チャントラ選手と小椋藍選手が参戦します。チャントラ選手ですが、彼にはスピードがあり、競争力もあり、Moto2のような大きなバイクを乗りこなす能力もあることから、継続参戦することにより彼がどのように成長していくかを見て行きたいと思います。小椋選手は、Moto3から昇格して、彼にとっては新しい挑戦となります。Moto2はレベルも高く、彼にとって大きなチャレンジとなりますが、彼がMoto2に参戦に値する十分なスピードと才能を持っていると信じています」

「Moto3クラスでは、國井勇輝選手とアンディ・ファリド・イズディハール選手が参戦します。國井選手はスピードと強い精神を持っているので、2シーズン目となる来年度は、競争力を持ってチャンピオンシップ獲得に向けて戦うチャンスがあると思います。アンディ選手についてですが、Moto3クラスは彼にとって全く新しいカテゴリーではありません。彼は過去に小さなバイクに乗って育ち、例えばアジア・タレント・カップやスペイン選手権などで非常に速く走れていました。私達は、彼がMoto3でレースをしても競争力を持って戦える素晴らしいスキルを持っていると信じています」

「彼らは皆、若く、才能のあるライダー達です。2021年シーズン、彼らがどのようにパフォーマンスを発揮し、バイクを操って行くのがとても楽しみです」