F1第14戦トルコGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2020年F1第14戦トルコGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ランス・ストロール(レーシングポイント)、ダニエル・リカルド(ルノー)だ。

■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=10位

2020年F1第14戦トルコGP ダニエル・リカルド(ルノー)

 スタートはうまく決まったのに、ターン1でルイス(・ハミルトン)とエステバン(・オコン)の間に挟まれて行き場を失い、チームメイトのクルマに当ててしまった。あの場面で、一番やりたくないことだよ。その出来事で2つほどポジションを下げた後、インターミディエイトに履き替えたが、それを最後まで持たせることができなかった。

 レースの途中で、僕はコース上で最速のひとりだと言われたんだけど、それから何周もしないうちにタイヤが完全に終わってしまった。もうすべてが運次第という感じだったね。
 7回目のドライバーズ選手権獲得を決めたルイス(・ハミルトン)に、おめでとうと言いたい。それもこんな圧勝で決めるなんて、本当にすごいよ。

■BWTレーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 決勝=9位

2020年F1第14戦トルコGP ランス・ストロール(レーシングポイント)
2020年F1第14戦トルコGP ランス・ストロール(レーシングポイント)

 今日のレースで起きたことは、本当に理解しがたい。しっかりと解明しておく必要がある。ポールポジションからいいスタートを切って、最初のスティントでは10秒以上のリードを築くことができた。そして、第2スティントに向けて、最高の結果を手にするための確かな基盤ができていたんだ。

 レースの全体を通じて、僕はインターミディエイトタイヤのグレイニングに苦しんでいた。チームがあのタイミングで僕をピットに呼び入れたのは、正しい判断だった。グレイニングが極度に悪化していたし、いずれスリックで走れるコンディションになるとは思えなかったからだ。ところが、2セット目のインターミディエイトでもひどいグレイニングが起きて、プッシュして順位を取り戻すことができなかった。

 振り返って考えてみると、ステイアウトしていれば、そのうちタイヤはきれいになったのかもしれないが、あとからそう言うことは誰にでもできる。土曜日にポールを獲ったのは、素晴らしいことだったけど、ポイントは日曜の成績に与えられる。かなりの周回にわたってレースをリードするのは楽しかったよ。でも、最後の周にリードしていなければ意味がない。僕としては残念な結果に終わったが、チェコ(ペレス)が貴重なポイントを稼いでくれた。終盤戦に向けて、気持ちを切り替えるよ。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=8位

ランド・ノリス(マクラーレン)
2020年F1第14戦トルコGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 いいレースだったよ。すごく楽しかった。スタートはあまり良くなかったけど、左側の列のグリッドでは、多くのドライバーがいいスタートを切れなかったようだ。

 その後はすべて順調だった。オーバーテイクだけは、本当に難しかったけどね。普通のドライでも難しいのに、ウエットになると通れるラインは1本だけで、追い抜きはほとんど不可能なんだ。それでも前方が空いている時には、ずっといいペースで走ることができた。レース全体を通じて、僕らに望める最高の仕事したと思うよ。しかも、ファステストラップも記録して、このクルマが本当に速いことを証明できた。

 最後になったけど、7度目の選手権タイトルを勝ち取ったルイス(・ハミルトン)、本当におめでとう。これは素晴らしい偉業だ。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 決勝=7位

2020年F1第14戦トルコGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第14戦トルコGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 複雑な思いだ。すべてが予定どおりにいき、優勝に向かって進んでいるように思えたが、不思議なレースで、最終的に7位でフィニッシュすることになったので、混乱している。週末を通して強さがあっただけに、今日の結果を受け入れるのは難しい。

 ふたりともスタートを失敗したが、その後、ポジションを上げていった。ピットインしてインターミディエイトタイヤに交換すると、信じられないほどのグリップがあり、かなりの速さを発揮した。ペースは本当によかったと思う。でもその後、インターの2セット目を装着すると、ペースがなくなった。どうしてなのか分からず、困惑している。

 今のところ理解できずにいるが、とても珍しいコンディションだったので、この後、じっくり分析して理解していくつもりだ。今週末はとてもうまく進み、進歩を果たせたことに満足している。僕のためにチームがいくつかのことをしてくれて、それが間違いなく助けになった。次のバーレーンで走るのが楽しみだよ。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=6位

2020年F1第14戦トルコGP インタビューを受けるマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第14戦トルコGP インタビューを受けるマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 本当に難しいレースだった。グリッドの路面が悪い方の側だったので、グリップがなく、いいスタートを切ることができなかったんだ。それで4番手に落ちてしまった。3番手に上がった後、チェコ(ペレス)のすぐ後ろを走りながらコーナーに入ったら、体勢を崩して、コーナー出口の縁石外側のグリーンにはみ出して、盛大なスピンをしてしまった。ウォールにヒットするのを避けようとして、タイヤにフラットスポットを作り、ピットインせざるを得なかった。

 フレッシュタイヤを履いたら、当然あっという間に前のグループに追いついたが、オーバーテイクはできなかった。コース上にはラインがひとつしかなく、その上、そのラインがとても滑りやすいので、前のマシンと同じラインを走るしかない。すごくフラストレーションがたまったよ。しかも路面が十分に乾いてこなかったために、スリックタイヤに替えることもできず、インターミディエイトで走り続けるほかなかった。そしてそのインターはあっという間にだめになってしまうんだ。

 ただ前のマシンについていくしかなく、グリップがないなかで生き残るために走り続ける、難しいレースだった。いい一日ではなかった。こうなるはずじゃなかったんだけどね。

(自身の公式サイトに語り)フレッシュタイヤを履いてもすぐにタイヤがだめになってしまった。他のマシンに追いついても、路面が滑るためにオーバーテイクが不可能だった。このレースのことはすぐに忘れてしまうしかない。