IMSA:2015年ル・マン王者のニック・タンディ、2021年はコルベットをドライブか

 ポルシェワークスドライバーとして活躍するニック・タンディは、今季限りでフルシーズン参戦を終了するオリバー・ギャビンの後任として2021年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で、コルベット・レーシングのレギュラードライバーを務めることが予想されている。

 複数の情報筋がSportscar365に伝えたところによると、2015年のル・マン総合優勝ドライバーは長年在籍したポルシェからGMに移籍し、来シーズンはトミー・ミルナーとともに4号車シボレー・コルベットC8.Rのドライブを担当することになるという。

 これはポルシェGTチーム(ポルシェワークス)が2020年限りでGTLMクラスから撤退するなかで、シリーズのパドック内で注目を集める最新のストーブリーグ情報だ。

 ル・マン24時間をはじめ、先月優勝を飾ったトタル・スパ24時間などドイツメーカーが参加する主要な耐久レースで数々の勝利を掴んできたタンディは、11月14日に行われたセブリング12時間での優勝がポルシェドライバーとしての最後の勝利となる可能性が高いと主張した。

 Sportscar365は、36歳のイギリス人ドライバーが過去数カ月にわたってコルベットのシート獲得のために動いていたこと、ならびにその契約が最近成立したことを理解している。

 一方、コルベット・レーシングのスポークスパーソンはSportscar365の取材に対してコメントを拒否し、2021年のラインアップは後日発表されると述べるに留まった。なお、その発表がいつ行われるかについては明らかにされていない。

■マルセル・ファスラーが耐久レースのラインアップから脱落へ

 アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエとともにル・マンを2度制したベテランのマルセル・ファスラーに対してコルベット・レーシングは契約を更新していない。このため、2021年のエンデュランスラインアップは変更が加えられる予定だ。

 Sportscar365は元BMWワークスドライバーであるアレクサンダー・シムズが、ファスラーに代わって4号車コルベットの第3ドライバーになる公算が高いとみている。

 一方、3号車コルベットのサードドライバーであるニッキー・キャツバーグは引き続きチームに在籍し、C8.Rのデビューイヤーにドライバー、チームのWタイトルを獲得したジョーダンテイラーとアニトニオ・ガルシアのコンビに加わると考えられる。

 したがってフルタイムドライバーからの退任が発表されていたギャビンは、来シーズンのチームラインアップに加わることができないものとみられる。

911号車ポルシェ911 RSRをドライブしたニック・タンディ(左)とフレデリック・マコウィッキ(右)
911号車ポルシェ911 RSRをドライブしたニック・タンディ(左)とフレデリック・マコウィッキ(右)
ポルシェGTチームのラストレースとなったセブリング12時間でワン・ツー・フィニッシュを達成した911号車と912号車ポルシェ911 RSR
ポルシェGTチームのラストレースとなったセブリング12時間でワン・ツー・フィニッシュを達成した911号車と912号車ポルシェ911 RSR