野尻「後半燃料が減ってバランスが良くなり、ペースを上げることができた」【第4戦オートポリス決勝トップ3会見】

 11月15日にオートポリスで開催された2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦オートポリスの決勝レースで、今シーズン初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った野尻智紀(TEAM MUGEN)、2位の山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3位の牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、そしてTEAM MUGENの中野信治監督がオンライン会見でレースを振り返った。

野尻智紀(TEAM MUGEN)
決勝 優勝

「すごく嬉しい。その一言がまずあって、今週はTEAM MUGENに移籍してから初めてポールポジションを獲得できました。そこまでちょっと時間がかかりすぎたかなとも思いました。決勝もそのままの流れを維持して優勝できました。今週はかなり大幅なセットアップの変更だったりとか、そういったところで作業をたくさんしていただいたので、本当にいい形でオートポリス大会を終えられたので、非常にほっとしてます」

「チーム全員のモチベーションと、いい流れを作れたと思います。スーパーフォーミュラもまだまだこれからだと思うので、残り2大会、3レースを全力で頑張りたいなと思います」

「(ピットアウト後は)コース上のポジションは4番手を走っていたのですけど、ペースをあげられず、どんどんと前の集団が見えなくなって、このままじゃ逆転される可能性があるなというのは自覚していました」

「なんとかペースを上げなきゃと思いつつ、タイヤも労わらなければいけないというところで、ある程度我慢をしつつ、プッシュもしつつ……というところで走っていたんですけど。燃料が少し減ってきたところでバランスが良くなり、わずかにペースを上げることができたので、なんとか山本選手に逆転されずにレースを終えられたかなというところです」

「ただ、まだまだレースペースを改善しなければいけないことが明白になったレースだと思うので、優勝はすごく嬉しいですが、しっかりと改善すべきところはしていかないと、次もここ(優勝会見)に戻ってこられないと思うので、しっかりとその辺を見極めながら、次に向けてみんなで歩んでいきたいなと思います」

中野信治監督(TEAM MUGEN)

「嬉しいですね。今シーズンはチームもドライバーもなかなかうまくいかない時間が続いて、ちょっとすっきりしない時間が続いていたので、本当に今回はドライバーの野尻智紀もそうですけど、チーム全体が一つになって結果を出すために、頑張っていい戦略を見つけてくれて。レース中もピットストップも含めて、とにかく完璧でした。本当にいいチームとこうやって仕事ができて、監督として僕自身も本当に嬉しいですね」

「昨年は監督としても初年度ということもあって、結構戸惑うことも多かったんですけど、ちょっと慣れたというか。そういった部分で今は本当にうまく対応もできていて、チームをまとめるという部分でも少しづつ、私自身もいろんな経験を積ませていただいて、コツを掴めてきたなという感じはあります」

「ただ、レースは本当に何があるのかわからないし、一つがよくなっただけで全部はよくならないので。今回のような結果を出せたのはチームみんなの頑張りのおかげだと思っています」

山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
決勝 2位

「スタートでポジションを大きく落としてしまったので、そこからの挽回を考えたら2位という成績を残せたことは……。チームも戦略を含め、良いクルマ作ってくれて、ピットストップもいいタイミングであったと思うので、勝てなかった、勝ちきれなかったというのは非常に悔しい思いでいっぱいです」

「ただ、週末を通していい組み立てができて、前回のSUGOに引き続き表彰台を得ることができたので、いい流れには乗りつつあるのかなとは思います。この流れをうまく、もう少しだけ自分に引き寄せられるように、もう一度チームと手綱を締めて頑張っていきたいなと思います」

「(決勝レース後半)敵は野尻選手だけだと思っていたので、野尻選手のタイムギャップをサインボードに出してもらっていました。ただ、そのギャップを見ながら自分のペースをコントロールできるほど余裕があったわけじゃなく、毎周プッシュして、予選のつもりで一周も気を抜かないで、死にもの狂いで走っていました」

「2周、1分29秒後半のラップタイムを記録した周がありました。1周目は3コーナーで飛び込みすぎて外側のマーブルを拾っちゃって1秒くらいペースを落としてしまい、2周目はシフトダウンできなくてオーバーランして、マーブル拾っちゃったので、種類は違うのですけど、若干それでオーバーシュートして2秒落としたのが、唯一自分の反省点かなと思います」

「それでもいいレースはできたと思いますし、最後は燃料が軽くなって、できるだけコールドタイヤで走る周回数を減らしたいと思っていたのですけど、ウォームアップが良くて、あんなに野尻選手を追い詰められるなんて思っていなかったので、たらればは言ってはいけないのですけど、もう1周だけ速く走っていたら野尻選手をキャッチアップできてたのかなと思います」

「そう思うと、より悔しさはあるのですけど、野尻選手は週末を通していい組み立てをして、速さと強さを発揮して今のポジションがあるので、ここは素直に認めざるを得ないし、彼の速さがより本物だと改めて認識できたので、彼の速さに、強さに、勝てるようにもう一度自分を引き締めて、なんとしても彼に勝ちたいなと思います」

牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)
決勝 3位

「純粋に初表彰台は良かったと思うのですけど、展開次第では勝てるチャンスもあったとは思います」

「そういった意味では悔しい部分もありますが、予選Q2で僕が失敗してしまい、うまくいかなかったところから決勝戦略を含めていいリカバリーができたと思います」

「ただ、決勝のペースに関しては全く同じ条件の野尻さんからかなり離されてしまったので、そういった意味ではまだ課題は多いですけど、去年デビューしてから、うまくいきそうでいかなかったなか、一つ表彰台という形は良かったと思います」

「次の鈴鹿はチームとしても一番得意なところだと思いますし、鈴鹿は2レースありますので、頑張りたいと思います」

野尻智紀(TEAM MUGEN)
今季初優勝の喜びをみせる野尻智紀(TEAM MUGEN)
2020年スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)2020年スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)