F1トルコGP FP1:再舗装された路面に苦戦も、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン&アルボンが1-2

 2020年F1第14戦トルコGPのフリー走行1回目は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。チームメイトのアレクサンダー・アルボンは2番手、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。

 2011年以来、9年ぶりに復活したトルコGP。以前は真夏や初夏に開催されていたのに対し、今回は11月上旬にスケジューリングされた。FP1開催時点で、気温14度、路面温度18度と、これまでのトルコGPでは経験したことのない低温コンディションだ。おまけにサーキットはほぼ使用されておらず、開催直前に路面は全面再舗装された。

 当然ながら走り出しの路面グリップはないに等しく、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)は「ストレートでも全開にできない」と叫んでいた。タイヤへの負荷の高いコースということで、最も硬いC1〜C3をピレリが持ち込んだことも、状況をさらに難しくしている。今回はF1以外のサポートレースがまったく開催されない珍しい週末で、2日目以降も路面にラバーは付着しにくそうだ。

 開始後6分、コースオフしたマシンがボラードを根元部分ごと撥ね飛ばし、セッションは8分間の赤旗中断となった。再開後も路面コンディションがすぐに改善する見込みはなく、メルセデスでさえ滑りまくっている。ほとんどのドライバーが、ガレージにこもって様子見状態だ。

 その後、全20台がコースに出たものの、開始後45分の時点でも最速タイムはフェルスタッペンの1分41秒741でしかない。1分20秒台のポールタイムが想定されていることからすれば、まだ20秒以上遅い。これだけのタイム差があると、車体のセットアップ作業もできなければ、パワーユニットのエネルギーマネージメントの確認もできない。

 開始後1時間が経って、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が初めて1分40秒を切るタイムを出した。フェルスタッペン、フェラーリの2台も、すぐにあとに続いた。路面コンディションは徐々に改善されているが、そのペースはかなりゆっくりだ。

 開始後64分、サインツJr.のマシンに電気系トラブルが起きたようで、ターン7のコース脇にストップ。VSC(バーチャルセーフティカー)が発動された。再開後は半数近いドライバーが、ミディアムタイヤを選択。まだ想定タイムよりかなり遅いとはいえ、フェラーリのシャルル・ルクレール、セバスチャン・ベッテルが、ともにハードで1-2を占めている。3番手には、ミディアム装着のピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が続いた。

 終了7分前、アルボンが1分35秒318のトップタイム。チェッカー直前にはフェルスタッペンが、チームメイトを0.241秒しのいでトップに立った。レッドブル・ホンダが1−2。3番手にルクレール、ガスリー4番手、5、6番手にベッテル、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)。まだFP1ではあるが、トップ6にホンダ製PU搭載の4台が入った。