スーパーフォーミュラ:JAFがタイヤ、および公式予選の方法について統一規則改正を公示

 JAF日本自動車連盟は11月12日付けで、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則の改正について発表する全日本レース選手権ブルテンNo.005-2020を発表した。このなかでは、スーパーフォーミュラ統一規則第23条タイヤ、および第27条プラクティスセッション(公式予選等)の改正について発表されている。

 今回変更された統一規則のうち、第23条『タイヤ』については、まず第23条6.の『タイヤに対する走行前の意図的な加熱は一切禁止される。タイヤの保管場所は密閉された空間であってはならず、外気温より著しく高温になる空間での保管は認められない。』という条文が、改正案では『当該競技会特別規則もしくは公式通知で示される方法以外での、タイヤに対する走行前の意図的な加熱は一切禁止される。』と変更された。

 また、第27条『プラクティスセッション(公式予選等)』については、これまでノックアウト予選Q1については『20分間のQ1』とされていたものが『最大20分間のQ1』に、また『7分間のQ2』は『最大20分間のQ2』、『7分間のQ3』は『最大20分間のQ3』に変更された。

 なお、第23条『タイヤ』については第5戦鈴鹿から、第27条『プラクティスセッション(公式予選等)』については11月14日に開幕する第4戦オートポリスから適用される。

 このふたつについては、安全性に対しての改正が大きな目的のようだ。現地でのさまざまな情報を総合すると、第4戦オートポリスから第27条が適用されることで、公式予選Q2、Q3がそれぞれ今までの7分間から10分間に延長され、11月13日に公式通知でQ2、Q3が10分間ずつで行われることが発表された。時間が伸びることで、タイヤをウォームアップさせる時間や、赤旗中断時の時間の余裕ができる。なお公式通知では、決勝レースのスタート前のフォーメーションラップが2周になることも通知された。

 また第23条の変更については、第5戦・第6戦鈴鹿から第7戦富士まで、タイヤウォーマーの使用が認められることになりそうだ。ただしこれはF1等で使用されるブランケット状のものではなく、WEC世界耐久選手権等でも見られる、タイヤを収納したボックス内を温めるかたちのものになりそう。このウォーマーは、スーパーフォーミュラではオフのテストで使用しているチームも多い。これまでも冷え込みが厳しくなりはじめるなか、「ウォーマーの使用を認めるべきでは」という声も多く聞かれていた。

 スーパーフォーミュラは通常のレースではタイヤウォーマーを使うことはできず、コールドタイヤでのコントロールはドライバーの腕のみせどころのひとつでもあるが、新型コロナウイルスの影響により、今季は例年にない11月下旬から12月にかけてのレースになる。今回の改正により、ピットレーンやアウトラップの安全性を高めることになりそうだ。

全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦オートポリスに運び込まれたヨコハマタイヤ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦オートポリスに運び込まれたヨコハマタイヤ