WECバーレーン:トヨタ8号車がFP1首位。GTEはアストンマーティンが両クラストップ

 11月12日、WEC世界耐久選手権2019/20シーズン最終戦となる第8戦バーレーン8時間レースの走行セッションが、バーレーン・インターナショナル・サーキットでスタート。この日は現地時間18時から90分間のFP1のみが行なわれ、4クラス計24台のマシンが9月のル・マン24時間レース以来となる走行に臨んだ。

 このFP1のセッションでは、トヨタGAZOO Racing8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)のブエミが、計測5周目にセッション最速となる1分43秒457をマーク。7号車TS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が0秒492おくれで続いた。

 ランキングリーダーのトヨタ8号車は今回のサクセスハンデにおいて、7ポイント差で追う7号車に対して1周あたり0.54秒のディスアドバンテージを背負うが、FP1時点では8号車がそれを苦にせず前に出た形だ。なお今回LMP1クラスは、これがTS050ハイブリッドのラストレースとなるトヨタ2台のみの争いとなっている。

 すでにユナイテッド・オートスポーツがタイトルを決めているLMP2クラスでは、レーシング・チーム・ネーデルランド29号車オレカ07・ギブソン(フリッツ・バン・イアード/ギド・バン・デル・ガルデ/ニック・デ・フリース)のバン・デル・ガルデがクラストップタイムを記録。

 これに続いたのは、2021年にレベリオンのLMP1マシンを用いて最高峰クラスに参戦することを発表しているシグナテック・アルピーヌ・エルフの36号車アルピーヌA470・ギブソン(トマ・ローラン/アンドレ・ネグラオ/ピエール・ラゲ)で、ネグラオがバン・デル・ガルデにコンマ1秒に迫るタイムをマークしている。

 アストンマーティン、フェラーリ、ポルシェのワークスチームが覇を争うLMGTEプロクラスでは、ポルシェGTチームの2台がワン・ツーで最初のセッションを終えるかと思われた。

 しかし、最後の15分になってアストンマーティン・レーシングの97号車アストンマーティン・バンテージAMR(リチャード・ウェストブルック/マキシム・マルタン)のマルタンがポルシェ2台を上回り、ただひとり1分56秒台に入れクラス1番手を獲得している。

 AFコルセの2台のフェラーリ488GTE Evoは、他4台のLMGTEプロ勢からややタイム差を付けられており、総合結果ではLMGTEアマクラスのマシンが間に割り込んでいる。

 そのGTEアマクラスのトップとなったのは、アストンマーティン・レーシングの98号車アストンマーティン・バンテージAMR(ポール・ダラ・ラナ/ペドロ・ラミー/ロス・ガン)で、ガンがベストタイムをマーク。

 この結果、GTEクラスでは、本来97号車をドライブする予定だったアレックス・リンの新型コロナウイルス陽性判定によりドライバーを変更した2台のアストンマーティン勢が、各クラスのトップを奪うこととなった。

 ケイ・コッツォリーノがドライブするLMGTEアマクラスのレッドリバー・スポーツ62号車フェラーリ488GTE Evo(ボナミー・グリムス/コッツォリーノ/コリン・ノーブル)は、コッツォリーノがチームベストタイムをマークし、総合23番手となっている。

 木曜〜土曜の3デイフォーマットで行なわれる最終戦バーレーン。FP2のセッションは11月13日金曜日、現地時間9時(日本時間15時)にスタートする。