F1トルコGPではタイヤ管理がカギ。要求の厳しいレイアウトでは高い負荷がかかるとピレリが予想

 ピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラは、今週末の第14戦トルコGPでは、高いエネルギー負荷がタイヤに最大レベルのストレスを与えることになるだろうと述べている。

 F1がトルコに戻ってくるのは、2011年以来のことだ。ピレリには、ヘルマン・ティルケの傑作のひとつであるイスタンブール・パークについての幅広い知識がある。しかし、サーキットの新しいアスファルトについてはそうではない。

 その未知の要素と、5.338kmのコースの厳しい特性を考慮し、ピレリはラインアップのなかでも最もハード寄りのC1、C2、C3タイヤを供給することを決定した。

 第12戦ポルトガルGPと同様に、ドライバーには7セットのソフトタイヤ、3セットのミディアムタイヤ、3セットのハードタイヤが提供される。通常の割当と比べると、ドライバーは余分にC3タイヤのセットを受け取ることになるが、それはこのコースの高トラクションとダウンフォース、および横力に対処するためだ。

「トルコは、この興味深い2020年F1カレンダーに新たに追加された会場だ。以前にもこの場所に来たことがあるが、意図と目標の点で言えば、ここは我々にとってまったく新しいサーキットだと考えられるだろう。特に我々は新たに敷設されたアスファルトでの経験がない」とイゾラは説明した。

「タイヤについては、トルコではエネルギー負荷の点で厳しいと予想している。そのため我々は、ポルティマオでやったようにタイヤ割当をハード寄りのコンパウンドに変えた。たとえ新しいアスファルトが我々の予想より負担が少なかったとしてもだ」

「今年これまでのように、フリー走行で収集される情報は非常に重要だ。それはデグラデーションの評価をするだけでなく、要求の厳しいレイアウトで特に摩耗の状態を見るためだ」

 イスタンブール・パークの主要な特徴のひとつに、有名な手強いコーナーがある。複数のエイペックスがあるターン8の左コーナーで、そこではタイヤに大きなエネルギー負荷がかかる。

 イゾラは、この長く高速のコーナーを、F1ドライバーたちは今では全開で走り抜けるだろうと考えている。

「イスタンブール・パークについて話す時に、ターン8に言及しないわけにはもちろんいかないだろう。そこを今年、最新世代の高ダウンフォースのF1マシンが全開で通過することになる。それに応じてタイヤの負荷も増加する」

「彼らにとって簡単なレースにはならない。タイヤマネージメントの適切なレベルを探し出すことが重要になる」

2011年F1第4戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)
2011年F1第4戦トルコGP セバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)