2021年F1暫定カレンダーが間もなく発表へ。ベトナムGPが突然中止も23戦開催計画は続行か

 2021年に開催予定だった初のF1ベトナムGPが地元の政治的問題により中止される見通しになったと、『BBC Sport』が伝えた。しかしF1は当初の予定どおり23戦開催を目指すようだ。

 ハノイでのベトナムGPは本来2020年に初開催の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。2021年には4月開催でカレンダーに組み込まれていたものの、『BBC Sport』が11月9日に報道したところによると、ハノイ市人民委員会主席のグエン・ドゥック・チュン氏が国家機密情報漏洩の容疑で逮捕された影響で、来季開催も中止されることになったという。チュン氏は、グランプリ誘致活動における中心的人物であり、彼の逮捕の後、ベトナム当局はF1に対し、政府にはF1以外の優先事項、つまり選挙、パンデミック、台風被害からの回復といった問題があると伝えたということだ。

 2022年に延期して開催するための話し合いは進められているというが、実現しない可能性が極めて高いと、BBCは述べている。

 F1は23戦から成るカレンダーを用意し、すでにF1チーム側には概要を伝えていた。『BBC Sport』が得た情報では、F1は11月10日に暫定カレンダーを発表する予定であり、そこからはベトナムGPは消滅しているものの、開催予定だった4月25日は「確認中」扱いとされているということで、F1は代替レースの可能性を探っていくものと考えられる。

 間もなく発表予定の暫定カレンダーにおいては、ブラジルGPの開催地がリオデジャネイロではなくサンパウロになっている。サンパウロとの契約が終了し、開催地はリオに移行する予定だったが、サーキット建設に森林伐採を伴うため、承認が必要であり、プロジェクトが滞っている。一方、人権侵害が国際的に問題視されているサウジアラビアでのレースは、11月に組み込まれた。新たに加わるオランダGPは9月に開催される予定だ。

 開幕戦は3月21日のオーストラリアGPで、最終戦は12月5日のアブダビGP。シーズン前半には2連戦が3回、後半には3連戦が2回と2連戦が2回という過密スケジュールで、日本GPは10月10日にロシア、シンガポールに続く3連戦の最後として開催される予定であるようだ。

2019年F1日本GPスタート
2019年F1日本GPスタート