メルセデスF1のボッタス、ガールフレンドのアドバイスのおかげでポジティブ思考を維持

 メルセデスF1チームのバルテリ・ボッタスには、自己中心的かつ自己陶酔的な人物としての印象はほとんどない。しかし意外にもボッタスによると、モナコの自宅の壁には、彼自身の写真が飾られているのだという。

 9度のグランプリ優勝経験者であるボッタスは、ルイス・ハミルトンという強敵を超えることができずにおり、彼に勝って世界タイトルを獲得するという目標を達成していない。

 2019年、ボッタスはハミルトンに次ぐ選手権2位を獲得した。今シーズンもほぼ確実に、ハミルトンがまもなく世界チャンピオンとなり、7度目の王座に就き、ボッタスはその後ろでシーズンを終えることになるだろう。

 これほどの強敵に圧倒され続けるなかでモチベーションを維持することは簡単ではないと思われる。だが、ボッタスのパートナーであり、心理的マネジメントを熟知しているプロサイクリストのティファニー・クロムウエルは、ボッタスの自信を高める助けをしている。

「ルイスがバルテリと比べて、どのように違うことをしているのかは分からない」とクロムウエルはドイツの『Bild am Sonntag』に語った。

「私にできるのは、ポジティブな面を強調し続けることだと思っている。そうして彼に、自分に何ができるのかを常に思い出させるの。それはルイスがしていることとは関係ないということを、忘れないでもらいたい」

バルテリ・ボッタス(メルセデス)とガールフレンドのティファニー・クロムウエル
バルテリ・ボッタス(メルセデス)とガールフレンドのティファニー・クロムウエル

 ボッタスは、自身に疑念を抱いていた時期に、クロムウエルのシンプルな作戦によって励まされたと明かした。

「とても印象的だったことがひとつある」とボッタスは語った。「ティフはモナコの僕たちのアパートメントに、僕が勝った時の写真を飾った。僕は今まで、壁にレースの写真を飾りたいとは思わなかった。なぜなら、そうすることは自分を宣伝するようなものだと思っていたからだ」

「でも彼女は僕に『この写真を見れば、自分に何が可能かを思い出せるでしょう』と言った。まずいレースをした後で自宅に帰り、次の日の朝に写真を見る。そうすると『そうだ、僕はあのレースには勝った!』と思うんだ」