レッドブルF1首脳、最終戦後にアルボンの去就を決定と示唆。フェルスタッペン親子はヒュルケンベルグを希望との報道も

 マックス・フェルスタッペンの父ヨスは、2021年にマックスのチームメイトにレッドブルが「強力なドライバー」を起用することを願っている。候補は現ドライバーのアレクサンダー・アルボン、レーシングポイントのセルジオ・ペレス、昨年までルノーに所属していたニコ・ヒュルケンベルグの3人である。

 期待されたような成績を出せずにいるアルボンに、首脳陣はチャンスを与えようとしており、ポルトガルGPの時点でモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコは「12月上旬までに」「あと2、3戦で」改善し、力を発揮することを求めていた。しかし最近のコメントからすると、その期限を少し延長することを決めたようだ。

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコ

「イモラの後でアルボンについて決断するつもりはない」とマルコはmotorsport-total.comに対して語った。

 イモラでのエミリア・ロマーニャGPでアルボンは6番グリッドからスタートし、終盤のセーフティカー出動時にステイアウトしたことで5番手に順位を上げたが、リスタート後にスピンを喫して最後尾に落ち、15位に終わった。

「もう少し時間を与える。自分の価値を証明するための時間はアブダビでの最終戦まである。その後、我々は(アルボン)継続で行くのか、他から誰かを探すか、内部で決定する」

「今、マーケットには大勢のドライバーがいる。急ぐ必要はないのだ」

 レッドブルがアルボンの代わりの候補として考えている主なドライバーは、ペレスとヒュルケンベルグであると考えられている。

 ヨス・フェルスタッペンは、マックスが有利に戦うためにも強力なチームメイトが必要だと語った。

 ヨスは「候補は3人だけだ。アルボン、ヒュルケンベルグ、ペレスの3人だ」とZiggo SportのPeptalkに対して語った。「私の希望はマックスと同じだ」

 10月、マックスはチームメイトについて聞かれた際に「僕が決めるわけじゃない。もちろん彼ら(レッドブル)から意見は聞かれた。でも僕としては(チームメイトは)誰でも構わない」と語った。

 しかしその後、De Telegraafは、フェルスタッペンはヒュルケンベルグを挙げたと伝えた。

ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)
ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)

「マックスには強力なチームメイトが必要だ」とヨスは言う。

「そうすればこの前のレース(エミリア・ロマーニャ)のスタートは違う展開になっていたかもしれない。チームメイトがハミルトンのすぐ後ろにいれば、そのチームメイトが早めにピットインをすることで、ハミルトンもピットに入らなければならなかったかもしれないのだ。そんな風に全く違う展開になっていた可能性がある」

「優れたチームメイトがいれば、プラクティスでもっといいデータを得られる。ドライバーふたりがそれぞれ別の仕事をすることで、より多くの情報を集めることができるのだ」

■ヨス「ライバルに近づきつつあるのは確か。2021年こそタイトル争いを」

 ヨスは、2021年にはマックスが本格的にタイトル争いに加われることを願い、その可能性はあると期待している。

「来年は新しいチャンスが生まれるだろう。だが、そのためにはクルマもエンジンもさらに改善する必要がある」

「来シーズンには新しいエンジンが持ち込まれる。すでに今のものより優れたものなので、それはポジティブな要素だ。だが当然、ライバルも立ち止まっているわけではない」

「新車ができ上がるまで何とも言えないが、難しいシーズンになるだろう。(今年はここまでに)4回リタイアした。イタリアで3回、オーストリアで1回だ」

「それでもライバルに近づきつつあることは分かっている。先日のレースはエキサイティングなものだった。来年は、マシンが改善され、マックスがタイトル争いをするチャンスをつかめることを願っている」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と父のヨス
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と父のヨス

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)