【気になる一言】メルセデスF1代表が退任を示唆。ハミルトンは去就語らずも「来年ここにいるかどうかさえわからない」

 敬愛するアイルトン・セナが天国に召されたイモラで、逆転優勝を飾ったルイス・ハミルトン(メルセデス)。ハミルトンの活躍により、メルセデスは2020年シーズンのコンストラクターズ選手権優勝を確定させ、F1史上最多となる7連覇を達成した。

 レース後の会見では、勝利を祝う華やかな雰囲気以外に、来シーズンのハミルトンの去就について、緊張したやりとりも行われていた。

 そのきっかけは、レース直後に行われたスカイ・スポーツのインタビューでトト・ウォルフ代表が「チーム代表としての立場を今シーズン限りで退く時が来た」と語ったことについての質問から始まった。

 ハミルトンはこう答えた。

「僕だって、来年ここにいるかどうかさえわからないので、今のところあまり気にしていないよ」

 そのあと、ハミルトンは「まあ、僕たちは長い間込み入った話もしてきたから、お互い理解している」と語り、自身の去就については触れずに、ウォルフのこれまでの功績について語り始めた。

 しばらく、別の質問が続いた後、最後に別の記者があらためて、ハミルトンの去就について、次のように尋ねた。

「あなたは『来年ここにいるかどうかさえわからない』とおっしゃいました。ほとんどの人は、あなたがメルセデスと契約を更新すると思っていますが、来年、F1に参戦しない可能性もあるのですか?」

 ハミルトンは次のように答えた。

「そうだね、もう11月だ。クリスマスがもうすぐそこまで来ているのに契約していないなんて、クレイジーだね。気分は最高だよ。自分自身の速さには手応えを感じているから、今のパフォーマンスをこの先何カ月も維持できると思ってる」

「でも、トトに関する質問にもあったように、僕も頭のなかでいろいろと考え始めている。来年もこの場所にいたいとは思っている。でも保証はできない。やりたいことがたくさんあるんだ。いずれわかるはずさ」

 今回の優勝でドライバーズ選手権で282点としたハミルトンは、2位で197点のバルテリ・ボッタス(メルセデス)との差を85点にした。早ければ、次戦トルコGPで自身通算7度目のワールドチャンピオンを獲得する。

 ミハエル・シューマッハーに並ぶ7度の王座を獲得したとき、ハミルトンが何を語るのか。次戦に注目したい。

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)とダニエル・リカルド(ルノー)が“シューイ”
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2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGPでメルセデスがタイトル7連覇を確定
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