メルセデス・ベンツがアストンマーティンの筆頭株主に。最新電動パワートレインの供給も確約

Aston Martin DBX

アストンマーティン DBX

20242025年までに販売台数1万台を目標に

アストンマーティン・ラゴンダ・グローバル・ホールディングス(アストンマーティン・ラゴンダ)は、2020年末時点の経営状況と、メルセデス・ベンツAGとの協力関係拡大を含む新たな事業計画を発表した。

20242025年度までに、販売台数1万台、売上高20億ポンド、調整後営業利益5億ポンドを目標に掲げた。さらにメルセデス・ベンツAGとのテクノロジーに関する協力関係を拡大。メルセデス・ベンツAGの出資比率を、20.0%を上限に数段階で引き上げ、筆頭株主となることを明らかにしている。

2020年、新たにアストンマーティン・ラゴンダの代表取締役会長に就任したローレンス・ストロールは、現在のアストンマーティンの状況について以下のように説明した。

「今はアストンマーティンにとって変革の瞬間です。これは、私たちの目の前にある巨大でエキサイティングなチャンスを掴むため、そしてさらなる成功のために努力を続けた6ヵ月間の成果と言えるでしょう」

「私が代表取締役会長に就任してからの半年間で、アストンマーティンは大きな進歩を遂げました。私たちは、この業界での深い経験を持つワールドクラスの経営陣を任命しました。さらに需要に対する供給のバランスを取り戻すために、ディーラーネットワークが抱えていた在庫を1400台も削減しました。財務面での健全化を強化し、コスト面に関して厳しい姿勢で挑んでいます」

「新型SUVモデル『DBX』の投入も成功しました。このような最も厳しい時期にもかかわらず、これまでの進捗状況と、計画よりも早いタイミングで事業を進めることができたことに満足しています」

アストンマーティン・ラゴンダのローレンス・ストロール代表取締役会長

メルセデスからもたらされる電動・ハイブリッド技術

ストロール会長は、メルセデス・ベンツAGとの協力関係拡大を含む、今後の目標については以下のようにコメントしている。

「メルセデス・ベンツAGとの長期的なパートナーシップは、さらに拡大します。メルセデスがアストンマーティンの筆頭株主となることで、新たに大きな一歩を踏み出すことができるでしょう。今回の新たな契約拡大により、電気自動車やハイブリッド・パワートレインを含む、長期的な製品拡大計画をサポートすることができます。メルセデスが持つ世界クラスの技術へのアクセスが確保され、このパートナーシップは将来に向けた確実性を裏付けるものとなります」

「さらに、2024/25 年までに売上高20億ポンド、調整後営業利益5億ポンドを目標とする新たな事業計画を策定しました。これらの成長目標を達成するために、様々な新技術の採用、魅力的なニューモデルの投入が反映されています」

「ゼロン・ホールディングスとパーミアン・インベストメント・パートナーズを、新たな株主として迎えたことで、大規模な資金調達が可能になりました。私たちは今、アストンマーティンを世界で最も偉大な高級車ブランドにするための適切なチーム、パートナー、計画、資金調達を手に入れました」

メルセデス・ベンツ・カーズの製品・戦略責任者、ウルフ-ディーター・クルツは、アストンマーティンとの協力関係について以下のようにコメントした。

「メルセデスはすでにアストンマーティンと技術提携を行っており、両社に利益をもたらしてきました。今回の新たなパートナーシップの拡大により、次世代のハイブリッドシステムや電気駆動システムを含む、新しい最先端のパワートレインやソフトウェア技術を提供することが可能になります」