F1エミリア・ロマーニャGP金曜会見(2):フェルスタッペンが接触時の暴言を謝罪「ランスを侮辱する意図はなかった」

 F1第13戦エミリア・ロマーニャGPの金曜日の会見では、前戦ポルトガルGPで発した自らの発言に対して謝罪するドライバーが相次いだ。そのひとりがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だ。

 フェルスタッペンの問題となった発言は、ポルトガルGPのフリー走行2回目にランス・ストロール(レーシングポイント)と衝突した際に無線で発した差別用語だった。無線では“ピーーー”という自主規制音によって、その単語は聞くことはできなかったが、そこには「Retarded」や「Mongol」という単語が含まれていたという。

「Retarded」はカジュアルな会話で「バカ」や「マヌケ」と言う意味で使われるが、いまでは知的障害者への侮蔑発言として、公には使用が自粛されている単語だ。

「Mongol」はモンゴル人あるいはモンゴル語という意味だが、「Mongolien」というとダウン症候群に冒された人を指し、ふたつの単語が似ていることから、「Mongol」も明らかにモンゴル人あるいはモンゴル語を意味していない場合は、差別語となってしまう。

 金曜日の会見でその件を問われたフェルスタッペンは、自分が発した言葉が適切ではなかったことを認め、こう続けた。

「ただ、特定の人々を傷つける意味で使ったわけではないことをわかってほしい。マシンを当てられて、思わず口から出てしまっただけなんだ。もちろん、自分が使用した言葉が適切ではないことはわかっている。そして、接触したランスを侮辱する意図もなかった」

「インシデントの後、僕はランスに会った。事故の直後は怒りに任せて過激な発言をしたけど、5分後に目を合わせて話をすれば忘れてしまうものだ。それはほかのドライバーたちも同じだと思う」

「だから、僕はこの件をこれ以上長引かせる必要はないと思う。僕は自分が正しくなかったことを認識しているけど、過去は変えることはできない。ここから学び、今後二度と同じ過ちを繰り返さないようにするしかないんだから」

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP 金曜会見
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP金曜会見 左からマックス・フェルスタッペン、クリスチャン・ホーナー(チーム代表)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)