「カーイベント新時代! 運営はアナログからデジタルへ」スープラ全国ミーティングの舞台裏

イベント運営もアナログからデジタルへ

スマートフォンアプリ「マイガレージ」の驚くべき力

参加台数350台、来場者数500名以上、出展企業30社という大規模開催となったスープラ全国ミーティング2020。これをオーナーズクラブが主宰したというのだから恐れ入るが、聞けば運営準備に関わる主メンバーはわずか4名だという。この成功の裏にあるのは、スマートフォンアプリ「マイガレージ=MyGarage」の存在だ。

クルマ系のユーザーアプリというと、「みんカラ」や「カーチューン」といった、いわゆるクルマ系SNSを思い浮かべるが、マイガレージはSNSのようなアプローチではなく、自己管理のためのアプリとして位置付けられている。アプリの説明文から転用すると「カーライフマネージャー」、つまり自分のカーライフを管理するツールだ。

その中の機能の一つが今回のイベントでも使われた「イベント管理」、自分主催のカーイベントを作成して管理することができる機能だ。これが凄くて、一度でもイベントを主催したことがある人だったら「これが欲しかったんだよ!」と思わず歓喜してしまうレベル。

それもそのはず、製作したのはSOCの創設者である雨宮氏。チューニングカーを愛する男が、自分が使いやすいように作り上げたシステムなのだ。

イベントを主宰する場合、料金の徴収や参加台数、募集期間、宣伝活動…etc、何かと苦労することが多いが、それらも全てアプリ内で完結できる。誰が何のクルマで何人で来るのかなどを簡単に把握できる上、台数や人数も自動で集計可能、参加予定の方に一斉メールや一斉通知の機能まで用意されているのだ。

また、参加車両のスペックやボディカラーも把握できることから、スープラ全国ミーティングではこのデータを元に事前に駐車スペースを割り振って、壮観な色並びを実現したわけだ。

何より、マイガレージを使ったイベント運営で驚いたのはイベント当日だ。2列に並ぶスープラの先頭で受付が行われていたが、参加者はアプリのQRコードを出し、受付担当がそれを読むと自動でラベルが印刷されて受付は完了。平均すると1台20秒程度といったところ。

後で聞いたのだが、受付側には専用アプリが用意され、参加者のQRコードを読むと、表明したクルマ、人数、支払いの有無までその場で表示され、未収金の人のみその場で徴収できる仕組みだったそうだ。

この受付ラベルも非常に秀逸。クルマ用とオーナー用がそれぞれ印字されるため、イベント会場のあるある「誰が誰だか分からない」や「クルマが誰のか分からない」という問題を解決できる。加えて、このラベルはドレスアップコンテストの投票にも使われ、投票結果も瞬時に集計される。運営側は何もする必要がないのだ。もう脱帽である。

なお、このマイガレージは無料登録が可能で、会員数は現在5000名前後とのこと。イベント運営をスムーズに、かつより綿密に制御できるこのアプリは、今後カーイベントの在り方を変える存在になるはず。興味あるクルマ好きは登録してみてはいかがだろうか。

カーイベントもアナログからデジタルへ。「マイガレージは第一歩。やりたいことは沢山あるので、一つずつ表現していこうと思います」と雨宮氏。尽きぬ野望、果てぬ向上心。WEB OPTIONでは今後も雨宮氏の動向に注目していくつもりだ。