ポルトガルで復調の兆しを見せたフェラーリF1、ホームのイモラでアップデート効果の確認へ

 フェラーリにとって今週末のF1エミリア・ロマーニャGPは、2020年3回目のホームグランプリだ。前戦ポルトガルGPでは最近SF1000に投入した空力アップデートによってポジティブな結果が得られており、チームはイモラでこの効果の裏付けを取りたいと考えている。

 2020年シーズン前半は、ドラッグの大きいマシンと非力なエンジンによってフェラーリは苦戦、問題解決に取り組んできた。パワーユニットの改善は来年を待たなければならないが、ソチでのロシアGPを皮切りに投入された一連の空力アップデートは、2020年型マシンのペースを明らかに改善させた。その効果は、ポルトガルGPの週末におけるシャルル・ルクレールの強力なパフォーマンスからも見て取れる。ルクレールは予選4番手、決勝4位を獲得した。

「ポルティマオにおいて、ソチで始めた開発プログラムを完了させた」とフェラーリのレース戦略責任者を務めるイニャキ・ルエダは説明した。

「具体的に言うと、ポルトガルでは新たなフロアとディフューザーを導入した。ニュルブルクリンクでテストをしたかったのだが、雨のためにできなかったものだ」

「フロアエンドの新しい構成も試した。これはテクニカルレギュレーション変更による、2021年のダウンフォースレベルを生み出すものだ。さらに、タイヤを温める上で助けになるはずの、いくつかの解決策も試している。今年、我々はこの領域で苦戦している。この異例のシーズンにおいて直面する低温時に特に苦しんでいるのだ」

「結果はポジティブなものだったと言えるだろう。そのため、2台のマシンにアップデートを搭載した。これから我々は、ポルティマオで得た結果が今週末のイモラでも出せることを確認しなければならない」

 イモラの週末は2日間の開催となっており、フリー走行は1回しか行われない。そのためどのチームも、セットアップに関して迅速に判断を下さなければならないというプレッシャーにさらされる。

第13戦エミリア・ロマーニャGP コース下見を行うシャルル・ルクレール(フェラーリ)
第13戦エミリア・ロマーニャGP コース下見を行うシャルル・ルクレール(フェラーリ)

 ルエダは、短縮されたスケジュールのなかでフェラーリが輝きを見せるチャンスがあるかもしれないと考えている。

「今回もまた普段とは違う週末となり、イベントはわずか2日間で行われる」

「過去のことを考えれば、これは初めてのことではない。悪天候でセッションが翌日に延期になったこともある。だが、それでもこれはまた異なる経験になるだろう」

「うまくやるチャンスになるかもしれない。どうなるかは誰にも分からないがね」