フェルスタッペン、波乱の末に3位「マクラーレンとキミの速さにショックを受けた」レッドブル・ホンダ【F1第12戦決勝】

 2020年F1ポルトガルGP決勝で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3位表彰台を獲得した。

 フェルスタッペンはソフトタイヤで3番グリッドからスタート、ターン1でバルテリ・ボッタス(メルセデス)に仕掛けるが、ラインが膨らんだ後、後方から来たセルジオ・ペレス(レーシングポイント)と接触、マクラーレン勢の後ろの5番手までポジションダウン。その後、8周目には3番手までポジションを戻し、メルセデス2台の後ろを走行した。フェルスタッペンは23周目にピットイン、ミディアムタイヤに交換し、そのタイヤで最後まで走り切り、3位を獲得した。フェルスタッペンにとって今季9回目、3戦連続の表彰台だった。

 フェルスタッペンは第12戦終了時点で162点を獲得。ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ボッタスに続く3位の位置につけている。

2020年F1第12戦ポルトガルGP 3位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第12戦ポルトガルGP 3位マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=3位
 全体的に見て3位という結果には満足だよ。予想していた位置だし、全力を尽くした。序盤は小雨が降り、グリップが低くて、最初の数周はタイヤがとても冷えてしまっていた。

 セルジオと軽く接触したが、幸いダメージはなかった。小雨が降り始めたので、マシンをコース上にとどめ、トラブルに巻き込まれないことに集中したよ。理由は僕には分からないが、1周目のマクラーレンにはとてもグリップがあったね。でも雨がやんだ後、彼らを抜いて3番手を取り戻し、そこからは自分のレースに集中した。

 どういうわけか今日はソフトタイヤがうまく機能しなかった。でもミディアムタイヤに交換した後はペースがよくなり、問題なくなった。でもそのころにはメルセデスとのギャップがかなり拡大しており、どうすることもできなかったんだ。それでも今回も表彰台を獲得できたことには満足できる。

 今日のピットストップの実際のタイムは知らないけど、ものすごく速く感じた。僕らのチームのメカニックたちは全F1チームのなかでもベストの仕事をしたと思うから、今夜はビールでお祝いをしてもいいんじゃないかな。

2020年F1第12戦ポルトガルGP 決勝スタート直後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第12戦ポルトガルGP 決勝スタート直後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

(レース後の会見で語り)メルセデスはハードタイヤを使ったけれど、あのタイヤはあまりよくなかった。ミディアムタイヤがベストだった。だから僕がミディアムタイヤでスタートしたとしても、結局ハードタイヤで時間を大幅に失うことになったので、結果はさほど変わらなかっただろう。つまり僕らは自分たちにふさわしい位置でフィニッシュしたということになる。

(レース序盤について語り)最初の2周は波乱に富んだ展開だったよ。スタート自体はよかったけれど、グリップがなくてターン1で少しワイドになってしまった。ターン3でもワイドになって、セルジオに並ばれた。彼は十分なスペースを残してくれず、自らはじき出されるようなことになった。僕は自分の通常のラインを走っていたんだ。幸いダメージはなかったけれど、勢いを失ってしまった。

 本当に悲惨だったよ。マクラーレン2台が飛ぶように通り過ぎて行ったんだ。彼らはまさに飛んでいるようで、簡単に抜かれてしまった。僕もリスクは冒したくなかった。彼らは通常レースで僕らが戦う相手ではないからね。とはいえ1周目のマクラーレンは信じられなかったよ。

 その後、後ろにキミ(・ライコネン)がいるのに気付いてショックを受けた。「いったい何が起こっているのか?」と思ったんだ。キミは飛ぶように走っていた。ラリーの経験が役立ったのかもね。なんとか彼を抑えきって、その後、状況が落ち着くと僕はリズムを取り戻し、マクラーレン勢を抜くことができたんだ。