ホンダが11戦連続表彰台、2019年の登壇回数に並ぶ「タイヤをうまく管理した2人がトップ5の好結果」と田辺TD【F1第12戦決勝】

 2020年F1第12戦ポルトガルGP決勝が、時折小雨が舞うコンディションのなか66周で行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3位表彰台を獲得、アレクサンダー・アルボンは12位だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは19位、ピエール・ガスリーは5位でフィニッシュ、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)搭載車2台が入賞を果たした。

 フェルスタッペンはソフトタイヤで3番グリッドからスタート、ターン1でバルテリ・ボッタス(メルセデス)に仕掛けるが、ラインが膨らんだ後、後方から来たセルジオ・ペレス(レーシングポイント)と接触、5番手までポジションダウン。その後、8周目には3番手までポジションを戻し、メルセデス2台の後ろを走行した。フェルスタッペンは23周目にピットイン、ミディアムタイヤに交換し、そのタイヤで最後まで走り切り、3位を獲得した。フェルスタッペンにとって今季9回目、3戦連続の表彰台だった。ホンダパワーユニットとしては今季11度目、第2戦から11戦連続の表彰台獲得となり、今季5戦を残した段階で、昨年の表彰台獲得数に並んだ。

2020年F1第12戦ポルトガルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得
2020年F1第12戦ポルトガルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得

 アルボンはソフトタイヤで6番グリッドからスタート、1周目に9番手、2周目には12番手まで順位を落とす。その後8番手まで順位を上げた後、19周目にミディアムタイヤに交換した。18番手から11番手に浮上し、46周目にソフトタイヤに交換し、12位でフィニッシュした。

 クビアトはミディアムタイヤを選択し、13番グリッドからスタートするが、1周目に19番手にポジションダウン。ポイント圏内近くまで順位を上げた後、25周目にハードタイヤに交換、55周目にはソフトに交換する2回ストップで走った。クビアトはトラックリミット違反により5秒のタイムペナルティを科され、19位にとどまった。

 ガスリーはソフトタイヤで9番グリッドからスタート、ひとつ順位を下げるが2周目には9番手に戻り、オーバーテイクを繰り返し、20周目には5番手に。28周目にはミディアムタイヤに交換、1回ストップで走ったガスリーは、ピットストップ後もポイント圏内にとどまり、9番手から再びポジションを上げていき、残り2周のターン1でペレスを抜くと、5位フィニッシュを果たした。

2020年F1第12戦ポルトガルGP決勝 ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がキミ・ライコネン(アルファロメオ)とバトル
2020年F1第12戦ポルトガルGP決勝 ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がキミ・ライコネン(アルファロメオ)とバトル

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のポルトガルGP決勝は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が3戦連続となる3位表彰台を獲得し、ホンダにとっては11戦連続となる表彰台をもたらしてくれました。週末を通して速さを見せていたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手は、素晴らしいオーバーテイクをいくつも見せて5位入賞と素晴らしい走りでチームにとって貴重なポイントをもたらしてくれました。

 今週末は昨日の予選に続いて、レースもタイヤマネージメントが大きなキーとなったと思います。フェルスタッペン選手、ガスリー選手は、レースペースをコントロールしながらうまくタイヤマネージメントしたことでよいレース結果を得たと思います。

 来週はイタリアのイモラ・サーキットにて、土曜と日曜の2日間開催のフォーマットでレースが行われます。イモラ・サーキットは、スクーデリア・アルファタウリのファクトリーから目と鼻の距離にあり、チームにとっては今季3度目のホームグランプリとなります。また、現行ハイブリッドレギュレーションでの初開催ともなりますので、十分に準備をして臨みたいと考えます。