インディカー最終戦速報:ニューガーデンが勝利を挙げるもディクソン6度目の戴冠

 セント・ピーターズバーグで開催されたNTTインディカー・シリーズ最終戦。25日に行われた決勝レースは、荒れたレース展開をジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が勝利。

 ランキング2位のニューガーデンに32ポイント差をつけて最終戦に挑んだスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)は、3位でフィニッシュを果たし、6度目のチャンピオンを獲得した。

 100周で争うセント・ピーターズバーグ。ポールポジションのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がホールショットを決め、今シーズンのラストレースが幕を開ける。

 9位以内でフィニッシュすれば、ニューガーデンの順位に関係なく6度目のチャンピオンが確定するディクソン。11番手からスタートし、慎重にレースを進めていく。

 一方、優勝で逆転チャンピオンを狙いたいニューガーデンは、前を走るセバスチャン・ブルデー(AJフォイト)をなかなか交わせず、ポジションをアップできない。

 6周目、トップのパワーが突如スローダウン。ホームストレートで2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がパワーを交わしトップに浮上する。

 パワーは、コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー)、ジェームズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)にも抜かれてしまい、トップ3はアンドレッティ勢に。

 全車が1回目のタイヤ交換を終えると、ニューガーデンは5番手、ディクソンは11番手に。

 36周目、パワーがウォールにヒットしストップ。ここでセーフティカーが入り、フルコースコーションとなる。ここからレースは荒れた展開に。

 リスタートは41周目、ニューガーデンはリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)を交わし4番手に浮上する。ターン2では、サンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン)がクラッシュを喫し、再びイエローに。

 47周目には、ターン1でスポット参戦のスコット・マクラフラン(チーム・ペンスキー)がマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ)に接触し、ヴィーケイを巻き込んでクラッシュ。3度目のイエローコーションとなる。

 レースは53周目にようやくリスタート。ディクソンは、ジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク)を交わし6番手に。

 2番手のハータは、63周目にオーバーランを喫し4番手にポジションダウン。ニューガーデンは65周を走行し、ラストピットへ。トップのロッシ、そしてディクソンも翌周にピットインへと向かう。

 70周目、ロッシがまさかの単独スピン。ウォールにヒットしリタイアとなってしまう。
 ハータを先頭に75周目にリスタートを迎えるが7番手を走行していた琢磨接触したマルコ・アンドレッティがタイヤバリアにヒット。さらに2番手のヒンチクリフもスピンを喫し、コース復帰の際に他車と接触し大きくポジションを落とすことに。

 琢磨はペナルティが科せられ、最後尾に。さらにこのイエローコーション中に雨粒が落ち始める。

 荒れたレース展開となった最終戦。残り21周でリスタートを迎える。

 ニューガーデンは、ここでアレックス・パロウ(デイル・コイン・ウィズ・チームゴウ)、ハータを交わしトップに浮上する。ディクソンもパロウを3番手に浮上する。しかし、ここでオリバー・アスキュー(アロウ・マクラーレンSP)が琢磨と競ってタイヤバリアに衝突。6度目のイエローに。

 通り雨も過ぎ、残り16周。ニューガーデンがトップ、ディクソンが3番手でリスタートとなる。ここでパトリシオ・オワード(アロウ・マクラーレンSP)がディクソン、ハータを交わし2番手に浮上する。さらにニューガーデンを攻め立てる。

 オワードのアタックを防いだニューガーデンは、ペースをアップし5秒差をつけ今シーズン4度目のトップチェッカーを受け勝利。しかし、ディクソンは3位にフィニッシュし、6度目のチャンピオンを獲得した。

 佐藤琢磨は、ペナルティで後退するも10位で最終戦を終えている。