F1 Topic:ポルトガルGP後のF1委員会にホンダも出席。2022年以降のレッドブルへの協力はPU規則次第か

 10月26日(月)に開かれるF1委員会の会議。ホンダから出席するのは、田辺豊治F1テクニカルディレクターだ。その会議では、2022年以降のパワーユニットのレギュレーションについても話し合われる予定になっているが、ホンダはどのようなスタンスで臨むのだろうか。

「パワーユニットに関する会議には2022年以降のことについて話し合う会議でも、ホンダにも参加してもらいたいとFIAからは言われています。そういう会議では、往々にして2021年に関するテーマに移って議論を始めることがあり、我々としても出ておきたい」

「出席はしますが、(ホンダは2021年限りで参戦終了することを発表しているので)2022年以降に関しては、こちらからは意見は言いません。もちろん、FIAから尋ねられれば答えますが、基本的にこちらから発言はしません。また投票にも参加しません」(田辺)

2020年F1第12戦ポルトガルGP 田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
2020年F1第12戦ポルトガルGP 田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)

 10月16日(金)にホンダで開かれた会見で、ブランドコミュニケーション本部の渡辺康治本部長は、2022年以降について、「レッドブルから何も要請を受けていないので、いまは答えられません」と語っていた。あれから、1週間が経過したが、進展はあったのだろうか。ポルトガルGPを訪れている山本雅史(マネージングディレクター)は次のように語る。

「現時点では、2022年以降のパワーユニットに関するレギュレーションがどのような方向で着地するかを優先して考えているという状況です。それによって、レッドブルがどのように正式にホンダに対して依頼するかが決まると思います」

「我々としても、2022年以降のレギュレーションが決まらないと対応できない。もちろん、私は現場にいて、(ヘルムート)マルコさんやクリスチャン(・ホーナー代表)とも会っているので、ミーティングの際に水面下で相談事を受けたりしていますが、正式にはまだ動いていません」

 すでにメルセデスのトト・ウォルフ代表は、2022年以降のパワーユニットの開発凍結に賛同するコメントをメルセデスの会見で行っている。山本MDは、それをどのような気持ちで受け止めているのだろうか。

「トトはホンダが参戦終了する決定を下したことに対しても、ニュルブルクリンクで同じ自動車メーカーとして理解していると話してくれており、ホンダに対して敬意を評してくれていることは感じています」

 月曜日の会議がどのような形で決着するがわからないが、もし仮に凍結することが正式に決定した場合、ホンダは2022年以降も供給することは可能なのか。山本MDはそれも要請次第だと言う。

「先週、渡辺が申したように、(レッドブル側から)要請を受けていないので、まだ何も決まっていませんが、レッドブル、アルファタウリとはいい関係を築くことができているので、もし彼らから正式に要請があれば、その詳細を聞いて、ホンダとしてできる限りの協力を最大限したいという考えは変わっていません」

 果たして、26日に開かれるF1委員会の会議で、何が決定するのか。そして、それによってレッドブルはホンダにどんな要請を行うのか。いずれにしても、レッドブルとホンダの今後を決める重要な一日になることは間違いない。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、山本雅史(ホンダF1 マネージングディレクター)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル・ホンダ チーム代表)
2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、山本雅史(ホンダF1 マネージングディレクター)、クリスチャン・ホーナー(レッドブル・ホンダ チーム代表)