【気になる一言】ポルトガルGP後にF1がPUについて会議「開発を凍結することは賢明な提案」とメルセデス代表

 2020年F1第12戦ポルトガルGP決勝翌日の10月26日、月曜日にF1委員会の会議が開かれる。会議での主な議題は、2022年以降のパワーユニット(PU/エンジン)開発凍結だと言われている。ホンダが2021年限りでF1活動を終了した後も、現行のホンダパワーユニットをレッドブルとアルファタウリが使用し続けるためだ。

 すでにレッドブル側は、モータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、パワーユニットを凍結しなければF1撤退もあり得るとプレッシャーをかけている。

 これに対してライバルであるメルセデスのトト・ウォルフ代表は、ポルトガルGPの予選後に行われた会見で、レッドブルとアルファタウリが2022年以降もホンダのパワーユニットを使い続けることができるよう、パワーユニットの開発を凍結することに賛成する態度を表明した。

「パワーユニットの開発を凍結することは賢明な提案だと思う。だから、私はそれを支持する」

2020年F1第11戦アイフェルGP トト・ウォルフ(メルセデス/チーム代表)、オラ・ケレニウス(ダイムラー会長)
2020年F1第11戦アイフェルGP トト・ウォルフ(メルセデス/チーム代表)、オラ・ケレニウス(ダイムラー会長)

 現時点でパワーユニットに関するレギュレーションは、現行のハイブリッドターボエンジンを2025年まで使用することが決まっており、開発は凍結されていない。開発が凍結されなければ、ホンダのパワーユニットを使用し続けたいと考えているレッドブルは相対的に競争力が落ちていく。

 ポルトガルGPの予選で、メルセデスはレッドブル・ホンダと激しいポールポジション争いを展開した。最大のライバルであるレッドブルに、なぜあえて塩を送るのか。

「それは、レッドブルがF1にとって非常に重要なブランドだからだよ。彼らは自分のチームだけでなく、姉妹チーム(アルファタウリ)もF1に参戦させている。したがって、我々は彼らの基本的なポジションを守るために、あらゆる手段を講ずる必要がある」

 もし、レッドブルがホンダのパワーユニットを使用できなくとも、レギュレーションによってルノーのパワーユニットを手に入れることができる。しかしウォルフは「それは彼らが望む選択肢ではないだろう」と語り、こう続けた。

「彼らは(ルノーの)カスタマー待遇を望んではいないはずだ。望んでいるのはホンダのワークス体制を維持すること。そんなに難しい問題ではない」

 果たして10月26日のF1委員会の会議で、各チームの代表、各パワーユニット・マニュファクチャラーの代表はどのような意見を述べるのか。

2020年F1第12戦ポルトガルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第12戦ポルトガルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第12戦ポルトガルGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第12戦ポルトガルGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第12戦ポルトガルGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第12戦ポルトガルGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)