前人未踏の公道最速記録532km/hを達成! 「SSC トゥアタラ」のライバルはリニアモーターカーのみ!?【動画】

SSC Tuatara

SSC トゥアタラ

アメリカ発のスーパースポーツが公道最速の座を獲得

シェルビー・スーパーカーズ(SSC)ノースアメリカは、同社が手掛けたスーパースポーツ「トゥアタラ」が、ネバダ州の公道において331.151mph(532.8km/h)という、市販車最高速度記録を樹立したと発表した。今回、記録達成を収めた動画を公開している。

10月10日の早朝、SSCノースアメリカは、プロレーシングドライバーのオリバー・ウェブを擁して、ネバダ州ラスベガス郊外のパーランプにある州道160号線を、7マイル(約11km)にわたって走行。このアタックで公道における最高速度331mphの世界新記録を樹立し、2回の高速連続走行においても平均速度316.11mph(508.73km/h)という世界記録を達成した。

SSCノースアメリカによって2010年に発表された「トゥアタラ」は、最高出力1750psを発揮する6.9リッターV型8気筒ツインターボを搭載。cd値0.279という圧倒的な空力性能が与えられている。SSCの創立者であり、CEOを務めるジェロルド・シェルビーは、今回の記録達成について以下のようにコメントした。

「今回のタイムアタックでは、理論上の記録をほぼ達成することができました。今回の“地上における宇宙開発競争”においてアメリカが樹立したこの記録は、そう簡単に打ち負かせないはずです」

公道世界最高を記録したSSC トゥアタラ

横風がなければ、さらなる記録更新の可能性も

今回、現地では横風が吹いていたことから、330mphを超える速度域へのチャレンジは見送られた。あえて無理をしなかったことについて、シェルビーは次のように説明している。

「我々は330mphで自動車は走行可能なのか、何年も挫折と挑戦を続けてきました。今回世界最高記録を達成したことで、私たちの情熱が間違いではなかったと証明されたと言えるでしょう。そしてあえて無理をせず、オリバー(ウェブ)の安全を第一に考えたことも、私たちが共有する価値観からです」

公道において500km/hオーバーという、とてつもない世界を経験したオリバー・ウェブも、「これ以上を狙えた」と断言する。

「間違いなくもっと速いスピードで走れたはずです。今回よりも良いコンディションに恵まれていれば、さらに上の記録にも到達できたでしょう。331mphに到達しようとしていた段階ですら、トゥアタラはまだ力を残していましたから・・・。横風がなければ、本当の限界にも近づけたと思っています」