「珍しいドリ専JZA80スープラを捕獲!」本格的な切れ角アップも行った異端ローフォルム仕様

切れ角アップすればブーストアップ仕様でもドリフトを満喫可能!

購入から10年かけて仕上げたスタイリッシュな外装

ドリフトしている姿は文句なしにカッコ良いが、タイヤが積めないことや、切れ角の少なさ、ベース車としての価格の高騰などから、ドリフトシーンではレアな存在になっているJZA80スープラ。しかし、さすがはスープラ全国ミーティング。数百台ものJZA80が集まるイベントなだけあって、ガチンコなドリフト仕様の捕獲に成功した。

オーナーは18歳からドリフトをスタートしたという生粋のドリフター。これまでツアラーVを3台乗り継いできており、約10年前に小さい頃から憧れていたJZA80スープラを購入。以来、コツコツと自分好みにカスタムしてきたという。

ドリ車と言えどもエクステリアチューンに隙はない。フロントはバンパーがドゥーラック製でサイドステップがトップシークレット製、そこにダクト形状を加工したリドックスのフェンダーパネルを装着してボリュームアップを図る。

リヤのハイマウントGTウイングは、唯一無二の形状が特徴的なガレージBB製を装着。ボディカラーは、グレーにクリスタルフレークを重ねたオリジナル調合だそうだ。

リヤバンパーは純正で、ランドのディフューザーとURASのボーテックジェネレーターを組み合わせる。ちなみに、このボーテックジェネレーターはリヤバンパーから飛び出すほどの大きさだったため、程よい長さでカットしているそうだ。

心臓部の2JZ-GTEエンジンは、本体ノーマルのままブリッツのエアクリーナーにトラストの前置きインタークーラー、知り合いのショップでワンオフしたマフラーを装着したブーストアップ仕様となる。最高出力は約330psだ。

ドリフトに重要な切れ角は、ステアリングラックの移動量を増やすURASの知恵の輪に加え、ヘイメンプロダクツの齋藤太吾600馬力ナックルをインストール。

「知恵の輪だけだとなんとかドリフトできる程度だったんですが、ナックルを入れることで問題なく角度を維持できるまでになりました」とオーナー。停止状態でハンドルを切ってもらっただけでこの切れ角。走行して荷重がかかればさらに切れるようになることを考えると、十分すぎる切れ角だ。

車高調はアップガレージのオリジナル(F10kg/mm R8kg/mm)で、ドリ車らしくかなり低めに車高をセット。ホイールは前後とも18インチ9.5JのワークエモーションXT7に、225/40-18のナンカンNS2Rを引っ張り装着。なお、キャリパーは純正を塗装しており、仕上げにチームステッカーをプラスしている。

室内はストリート仕様らしい仕上がり。シートはレカロSP-Gで、ステアリングハンドルはトラストの340mmディープを愛用。追加メーターも最小限でシンプルにまとめている。サイドブレーキのスピンターンノブがドリ車を連想させる唯一のポイントだ。

街乗り用のセカンドカーを所有している現在、このJZA80は年に数回の走行会とイベント時にのみ可動する特別な存在となっているが、「エンジンのオーバーホール&タービン交換を予定しています」とのこと。オーナーの愛情を受けながらドリ車として進化を続けるスープラ、今後の発展がとても楽しみな1台だ。

PHOTO&TEXT:Daisuke YAMAMOTO
●取材イベント:スープラ全国ミーティング2020