マクラーレンF1、ポルトガルGPでも新ノーズコンセプトの評価を継続

 マクラーレンF1チーム代表アンドレアス・ザイドルは、2020年F1第12戦ポルトガルGPで、引き続き新型ノーズを使用する意向を示した。

 ロシアGPでランド・ノリスが、続くアイフェルGPではカルロス・サインツJr.が、メルセデスのコンセプトを取り入れた新しいノーズで戦い、旧型との比較を行ってきた。

 しかし金曜プラクティスが悪天候のために中止になった影響も考えられるが、アイフェルGP後、サインツはMCL35のパフォーマンスに不満を述べており、新パッケージに関して詳しい分析が必要であると主張した。

「ドイツ以降の我々の目標は、正しい結論にたどり着き、前進するための最善の道を見つけるため、ニュルブルクリンクで集めたデータを分析して理解することだった」とザイドルは語った。

「その分析をもとに、新型ノーズボックスのエアロコンセプトを、既知の競争力あるマシン構成に組み合わせて、これからも使用していくつもりだ」

「金曜日には引き続き新たなアップグレードを投入してテストを行い、新空力コンセプトの調査をし、数値化していく」

 ポルティマオのアウトドローモ・インテルナシオナル・ド・アルガルベでF1グランプリが開催されるのはこれが初めてとなる。前回のポルトガルGPは1996年にエストリルで行われ、ウイリアムズのジャック・ビルヌーブが優勝を飾った。

「今シーズン、ポルトガルの初めてのコースに向かうのは素晴らしいことだ。今年のこの状況を考えると、なおさらそう感じる」とザイドルは語った。

「ポルティマオのサーキットは2008年から2009年にウインターテストの会場として使用されたが、ここでF1が開催されるのはこれが初めてだ」

「ムジェロと同様に、ポルティマオもこれまでのコースデータが限られているため、未知のサーキットだ。だから我々はシミュレーションによって、現在のF1マシンがどのようなパフォーマンスを発揮するかを理解しようとしている」

「すべてのチームとドライバーが、予選とレースに向けてコースを完全に理解し、ベストな準備ができるかどうかを試されることになるだろう」

2020年F1第12戦ポルトガルGP木曜会見 ランド・ノリスとカルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2020年F1第12戦ポルトガルGP木曜会見 ランド・ノリスとカルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 ノリスは、期待外れだったアイフェルGPの苦い思い出を洗い流し、ポルティマオでのレースに臨むことを楽しみにしている。アイフェルGPではパワーユニット(PU/エンジン)のトラブルに見舞われ、42周目でのリタイアを余儀なくされた。

「ニュルブルクリンクでは、今シーズン初めてマシンがフィニッシュラインを超えられなかった。そのことに少しショックを受けている」とノリスは語った。

「全力を尽くしたが、思うような展開にならず、大量のポイントを逃した。それでもまだ僕らは戦いの中にいるし、追いかけなければならないものがある。自分たち自身のことに集中して、レースごとに取り組んでいくだけだ」

「ポルティマオのようなコースでレースができるなんてとてもクールだ。例年とは違うシーズンのなかで、F1にとって完全に新しい場所でレースをすることになった。数人はジュニア時代に経験があるだろうが、ほとんどのドライバーにとっては初めてのコースだ」

「実は僕は2017年に、2011年型MP4-26で2日間テストをしたことがある。シルバーストンでのテストで走るいつもの何周かとは少し違っていた」

「そのことで、このコースを初めて走る他のドライバーより自分が多少有利になるのかどうかは分からない。様子を見ていくよ」

2020年F1第11戦アイフェルGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2020年F1第11戦アイフェルGP ランド・ノリス(マクラーレン)