スパ24時間:WRTアウディが予選トップ通過。可夢偉起用のハブオートも20番手でSP進出

 10月22日、トタル・スパ24時間レースの公式予選がベルギーのスパ・フランコルシャンで行われ、アウディスポーツ・チームWRTの31号車アウディR8 LMS(ドリス・ファントール/クリストファー・ミース/ケルビン・ファン・デル・リンデ組)がベストアベレージタイムを記録し、予選トップで24日に行われるスーパーポール進出を決めた。

 IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第3戦、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの7戦目として行われている今季のスパ24時間は、新型コロナウイルスの影響で例年の7月開催から約3カ月遅れ、かつ無観客での実施となっている。

 両シリーズのハイライトに位置づけられる同レースは10月21日のブロンズテストで初走行を迎え、翌22日にフリープラクティスを経て、現地時間18時55分から予選が行われた。

 Q1~Q4の各セッションともにウエットコンディションで行われたこの予選で早さをみせたのは、大会直前にDTMドライバーの欠場が決まり、急きょドライバーラインアップを組み直したアウディスポーツ・チームWRTの31号車アウディだった。

 ファントール、ミース、ファン・デル・リンデがそれぞれマークしたベストタイムの平均は2分35秒097。これは2番手につけた前年ウイナー、GPXレーシングの12号車ポルシェ911 GT3 Rを0.185秒上回るものだった。

 2分35秒台に入ったのは上位2台のみで、3番手となったアウディスポーツ・チーム・アテンプト・レーシングの66号車アウディR8 LMS以下、メルセデスAMG・チーム・アッカASPの88号車メルセデスAMG GT3、メルセデスAMG・チームHRTの4号車メルセデスAMG GT3のトップ5までが2分36秒前半のタイムを収めている。

 ポールポジションを争うスーパーポールに進む20台の内、もっとも多い車種は合計7台となったポルシェ911 GT3 Rだ。次いでアウディR8 LMSが5台、メルセデスAMG GT3とフェラーリ488 GT3が3台ずつ進出し、残りの2台はランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoという内訳に。BMW M6 GT3とベントレー・コンチネンタルGT3、マクラーレン720S GT3は21番手以降のグリッドが確定したため、決勝では後方からの巻き返しを狙う。

 3台のフェラーリのなかには小林可夢偉を起用する台湾のハブオートの27号車フェラーリ488 GT3も含まれる。同車は2分37秒597というタイムで総合20番手となり、スーパーポール進出枠最後のスロットに入った。
 
 一方、もうひとりの日本人ドライバー、濱口弘組のオレンジ1・FFFレーシングチームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoは、総合39番手/プロ・アマ3番手で予選を終えている。

 スパ24時間レースのポールポジションを争うスーパーポールは24日(金)18時20分(日本時間25時20分)からスタート。このセッションでは各車1名のドライバーが2周のフライングラップを行い、そのベストタイムで決勝のグリッドが決定する。

小林可夢偉を起用しているハブオートの27号車フェラーリ488 GT3
小林可夢偉を起用しているハブオートの27号車フェラーリ488 GT3
GPXレーシングの12号車ポルシェ911 GT3 R
GPXレーシングの12号車ポルシェ911 GT3 R
メルセデスAMG・チーム・アッカASPの88号車メルセデスAMG GT3
メルセデスAMG・チーム・アッカASPの88号車メルセデスAMG GT3
オレンジ1・FFFレーシングチームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo
オレンジ1・FFFレーシングチームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo