「GRスープラ完全包囲網!」全グレードを用意してパーツ開発を進めるブリッツの今

ダクトを撤去する新発想! 街中で映えるワイドボディ

開発車両として全グレードを用意

ストリートありきで開発が進められる、ブリッツのGRスープラ用チューニングパーツ。中でも注目は、東京オートサロン会場で来場者の視線を釘付けにしたワイドボディだろう。これがデフォルトと言われれば、思わず納得してしまうほど自然なボディライン。まさに大人の余裕が滲み出るブリッツの『エアロスピードRコンセプト』である。

「街中でも普通に乗れるデザインを目指しました。シンプルなのにワイド。例えてみれば海外のロードゴーイングカーのようなイメージですね」とはブリッツ広報の小林さん。

続けて「そんなフォルムを構築するために純正ダクトはあえて廃止するなど、ボディラインがより際立つフォルムを意識。ワイド化にともなってロングノーズ化しているのもポイントです」。

そうして仕上げられたのは電脳集団ブリッツらしい、先鋭的なフォルム。ビス留めフェンダー一辺倒のカスタマイズシーンに一石を投じるという意味でも、称賛するに値するワイドボディキットと言える。

パーツ構成は、前後バンパースポイラー、前後ワイドフェンダー、サイドスポイラー、サイドディフューザー、ドアパネル、リヤバンパーサイドフィン、リヤウイング。フェンダーはフロント30mm、リヤ50mmワイド(片側)だ。価格はFRP製が100万円、カーボン製(一部FRP)が140万円となる。

そして、その流麗なボディラインにさらなる一体感を与えるのが低く構えたロースタイルだ。足元に組み込まれたのは、ブリッツ自慢のフルスペック車高調『ダンパーZZ-R』。全長調整式、単筒式、減衰力32段調整と欲しい機能を全て盛り込んだフルスペックモデルだ。

味付けは、しっかり感があると評価する人もいる一方、硬さを感じるという声もある純正サスペンションに対し、よりしなやかな方向でアレンジしたという。純正電子制御サスのキャンセラーユニットも用意され、バネレートはフロント6kg/mm、リヤ8kg/mmだ(SZ用はフロント5kg/mm)。

ダンパーZZ-Rの機能拡張パーツとして販売されている“DSCプラス”もインストール。これは車内からの減衰力調整を可能にする電子パーツで、手動はもちろんGセンサーや車速と連動させたフルオート制御にも対応している。

一方のエンジン系も、独自のチューニングを展開。吸気系は、熱気を遮断しつつラム圧効果により吸気効率を高めるカーボンインテークシステム(SZ、SZ-R:14万8000円/RZ:16万8000円)を装備。内部にはステンメッシュフィルターが組み込まれ、鋭いレスポンスを実現。RZ用は5.2psアップを実証済みだ。

スロットルレスポンスを向上させつつ、ブースト圧を約0.1~0.2キロ程度高めることでパワーアップを実現するパワスロ(6万円)もGRスープラに完全対応。RZは36.3ps、SZ-Rは22.3ps、SZでは34psアップと、いずれも大幅な出力の向上を果たしている。十分なマージンを確保しており、安全にエンジン本来のポテンシャルを引き出せる。

排気系は、高い排気効率を備える純正マフラーを活かしたまま、テールエンドのみを交換するニュルスペック フィニッシャーVSR(8万8000円)をインストール。チタン製の110φテールで迫力のリヤビューを構築できる。

ブレーキ周りでは、ストッピングパワーに物足りなさを感じるSZやSZ-Rに対応する6ポットキャリパーキットを開発中だ。サーキット派のみならず期待したい。

豊富なラインアップを誇るブリッツのGRスープラ用カスタマイズパーツ群。ストリートでの快適性とスポーティな走りを両立する逸品の数々に、ブリッツの本気を垣間みることができた。今後のパーツ開発にも期待が高まるばかりだ。

●問い合わせ:ブリッツ TEL:0422-60-2277