【F1サーキット巡り】起伏に富んだ難コースのポルティマオ。現役ドライバーで走行経験があるのはハミルトンのみ

 2020年のF1グランプリ第12戦はポルトガルGPだ。ただし、その舞台となるのは、かつて1980年代から1990年代にかけてF1が開催されたエストリル・サーキットではなく、ポルトガルの南端、ポルティマオ近郊にあるアルガルベ・インターナショナル・サーキット(ポルティマオ・サーキット)だ。

 ポルティマオというのは、サーキットの最寄りの町の名前で、アルガルベというのはポルティマオも含む一帯の地域の名前。

ポルティマオというのはサーキットの最寄りの町の名前
ポルティマオというのはサーキットの最寄りの町の名前
アルガルベはポルティマオも含む一帯の地域の名前
アルガルベはポルティマオも含む一帯の地域の名前

 筆者がアルガルベ・インターナショナル・サーキットを訪れたのは、2009年のプレシーズンテストが行われた1月のことだ。サーキットが完成したのは2008年なので、できたてホヤホヤで、地図にも載っていなければ、地元の人に聞いても場所を知らないような時代だった。

2009年のプレシーズンテスト
2009年のプレシーズンテスト

 F1を開催するのは2020年が初めてだが、すでにこの2009年の秋にはGP2(現在のFIA-F2)のレースが開催される予定になっており、サーキットには大きなグランドスタンドが備わっていた。

グランドスタンド
グランドスタンド
グランドスタンド裏
グランドスタンド裏
プレシーズンテスト観戦用のチケット
プレシーズンテスト観戦用のチケット
レース開催時に使用されるゲート
レース開催時に使用されるゲート

 パドックは、何台ものF1チームのトランスポーター(大型トラック)が入るのには十分なスペースがあり、ピットレーンも広かったが、ピットビルが近年に新設されたサーキットとしては2階建てとこじんまりとした印象だった。

プレシーズンテストに参加するF1チームのトランスポーター
プレシーズンテストに参加するF1チームのトランスポーター
ピットレーンとピットビル
ピットレーンとピットビル

■とにかく起伏に富んでいる1周4.653kmの難コース

 そんなピットを出てコースに入ると、そこには別の世界が待っている。とにかく起伏に富んでいるのだ。1周4.653kmのコースは、ピットアウトした直後の1コーナー手前から急な下り坂になっている。バックストレートエンドの5コーナー手前のブレーキングポイントも急な下り坂となっていて、ブラインドコーナーも多く、ブレーキング時のスタビリティが重要になりそうな難コースだ。

下り坂になっているストレートエンドから1コーナー
下り坂になっているストレートエンドから1コーナー
ピットビルから見たストレートエンドから1コーナー
ピットビルから見たストレートエンドから1コーナー
5コーナー手前
5コーナー手前
急な下り坂になっている5コーナー進入
急な下り坂になっている5コーナー進入

 5コーナーから8コーナーまでは急な登り坂になっていて、8コーナーから10コーナーの間にも起伏がある。

登り坂になっている5コーナーから8コーナー
登り坂になっている5コーナーから8コーナー
8コーナーから10コーナーの間にも起伏がある
8コーナーから10コーナーの間にも起伏がある

 11コーナー付近が最も標高が高く、ここからのホームストレートはかなり見下ろすような形となる。この11コーナーから最終コーナーまでは一気に下っていく。最終コーナーを立ち上がると、再び登り坂となって、コントロールラインへ戻る。

11コーナーから見下ろすホームストレートとグランドスタンド
11コーナーから見下ろすホームストレートとグランドスタンド
11コーナーから最終コーナーまでは下りが続く(写真は13コーナー)
11コーナーから最終コーナーまでは下りが続く(写真は13コーナー)
再び登り坂となる最終コーナーの立ち上がり
再び登り坂となる最終コーナーの立ち上がり
コントロールライン
コントロールライン

 ちなみに11年前のプレシーズンテストで、このアルガルベ・インターナショナル・サーキットでF1マシンを走らせたのは、現役ドライバーではルイス・ハミルトン(メルセデス)だけである。

プレシーズンテストを走行するルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
プレシーズンテストを走行するルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)

 メディアセンターも充実していたが、今年はいまだにFIAからの取材許可が一部のメディアにしか許可されておらず、日本からのリモート取材となる。

充実のメディアセンター
充実のメディアセンター