レーシングポイントF1、2021年に加入するベッテルを「トップにすることができる」と自信

 レーシングポイントのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは、セバスチャン・ベッテルが2021年にチームに加入したら、チームは彼を軌道に戻すことができるだろうと考えている。

 フェラーリは今年5月、2020年シーズン末でベッテルと袂を分かつことを発表した。ベッテル放出については、多くの人々が、4度のF1世界チャンピオンである彼のF1キャリアにおける終わりの兆しであると考えた。

 フェラーリにタイトルを取り戻せないでいること、また最近のシャルル・ルクレールの登場により、33歳のベッテルは不安定な状況だった。

 それでもベッテルは驚くべきことにレーシングポイントで戦うことを受け入れ、人気ドライバーのセルジオ・ペレスと入れ替わることになる。

 グリーンはベッテルの現在の苦境について、キャリアの終わりに近づいていることを反映しているというよりは、精神的なことが原因であると考えている。

「フェラーリで何が彼に問題を起こしているのか、正確なところは分からない。我々にはそうした情報を知る特権はない。でも我々がセブ(ベッテルの愛称)を再び最高の状態に戻せると確信している」とグリーンは語った。

「彼には少しの思いやりが必要だと思う。おそらく今の時点で彼が受け取ることができていないものだ」

「彼は複数回の世界チャンピオンだ。マシンのドライブの仕方を忘れるわけがない」

 レーシングポイントの効率性は、低予算ながらどのチームにも常に負けることはなかった。しかし2021年にはリソースが増加することから、チームの予算は来年の1億4500万ドル(約153億円)の予算上限に近づくことになる。また、チームのエンジニアリング面での才覚も相まって、ベッテルの株を再び上げることになるだろう。

「我々には、既存のツールと人材によって、彼が再び快適な感触を感じることができるマシンを提供し、彼の心を正しい場所に戻す能力があると思う」

「私は我々が彼をトップにすることができると完全に確信しているし、私はそのことを心から楽しみにしている。非常にエキサイティングなことになるだろう。来年彼がファクトリーに足を踏み入れるのが待ちきれない」

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2020年F1第11戦アイフェルGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)