DTM第8戦ゾルダーレース1:ミュラーついに陥落。ラストが3連勝でランキングトップに立つ

 先週に続いてベルキー・ゾルダーで開催されているDTMドイツ・ツーリングカー選手権。17日に行われた第8戦レース1は、レネ・ラスト(アウディ・スポーツ・チーム・ロズベルグ)がポール・トゥ・ウインで3連勝を飾り、ついにニコ・ミュラー(アウディ・スポーツ・チーム・アプト・スポーツライン)を逆転し、ランキングトップに浮上した。

 残り2ラウンド4レースとなった2020年のDTM。先週に引き続きゾルダーで第8戦が開催された。

 第7戦を連勝したラストは、引き続き速さをキープ。予選で、今季5度目となるポールポジションを獲得する。2番手に0.034秒差でフェルディナンド・ハプスブルク(WRTチーム・アウディ・スポーツ)。ランキング3位のロビン・フラインス(アウディ・スポーツ・チーム・アプト・スポーツライン)が3番手となった。

 ラストに10ポイントと迫られたミュラーは、第8戦でも苦戦し、予選は8番手に留まる。

DTM第8戦ゾルダー・レース1スタート
DTM第8戦ゾルダー・レース1スタート

 55分+1周で争う決勝レース。ラストがホールショットを決め、ハプルブルグも2番手をキープする。ミュラーはハリソン・ニューウェイと接触し、14番手に後退。ニューウェイのパーツが飛び散ったため、セーフティカーが入る。

 3周目にリスタートを迎えると、好スタートを見せたフラインスがハプスブルクに襲い掛かり、2番手に浮上した。

 ミュラーは5周目にピットインし、早めのタイヤ交換で上位を狙う。フラインスは11周目、そして翌周ラストがピットへ。フラインスとは十分な差を持ってコースへと復帰する。

 しかし、フラインスはペースアップすると19周目にラストの背後へ。20周目の1コーナーでインを差しオーバーテイクを仕掛けるも、ラストはポジションを死守。

 トップをキープしたラストは、その後フラインスとの差を広げ、レースをリード。終盤、フラインスが差を詰めたがそのままトップチェッカーを受け、ゾルダー3連勝を飾った。

 2位にフラインス。ハプスブルクが3位に入り初表彰台を獲得した。

今季5勝目を挙げたレネ・ラスト
今季5勝目を挙げたレネ・ラスト

 ミュラーは、14番手から8位までポジションを上げ、ポイントを獲得したが、開幕戦のスパ・フランコルシャンからキープしていたランキング1位の座をラストに奪われてしまった。

 ラストは28ポイントを加え、277ポイント。ミュラーとの差を10ポイントに広げている。ランキング3位のフラインスはラストと15ポイント差、ミュラとは5ポイント差だ。

「いいスタートを切ってトップを守ることができた。セーフティカー後のリスタートも、すべてが大丈夫だったよ」

「タイヤ交換後、ロビン・フラインスがかなり近づいてきて、プレッシャーをかけてきた。その後、ギャップを増やしてタイヤを節約することができた。彼はとてもいいペースだったね。ハプスブルクも非常に力強く、彼が初表彰台を獲得したことを祝福したい」

「数週間前、僕たちがチャンピオンシップをリードすると誰が思っただろうか? すべてがオープンになっている。ミスをしたら、チャンピオン争いから外れてしまう。僕たち3人全員がタイトルを獲得できるペースを持っているんだ」とラスト。

 初表彰台を獲得したハプスブルクは、「フィニッシュラインを通過した時、喜びのあまり大声で叫んだんだ。そのせいでチームは今夜は頭が痛くなるだろうね。チームにとっても初の表彰台なので、祝いたいね」とコメント。プライベーターのWRTにとっても初の表彰台となった。

 IMSAに参戦るうロイック・デュバルの代わりにアウディ・スポーツ・チーム・フェニックスから参戦したブノワ・トレルイエは、最後尾の16番手からスタートし、1周遅れの14位でレースを終えている。

初表彰台に笑顔を見せるフェルディナンド・ハプスブルク
初表彰台に笑顔を見せるフェルディナンド・ハプスブルク

ブノワ・トレルイエ(アウディ・スポーツ・チーム・フェニックス)
ブノワ・トレルイエ(アウディ・スポーツ・チーム・フェニックス)