MotoGP第11戦:低い路面温度のためFP1はセッションディレイに。初日総合トップはビニャーレス

 MotoGP第11戦アラゴンGPのフリー走行1回目、2回目がスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、MotoGPクラスはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が初日総合のトップタイムをマーク。2番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)、3番手にフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)がつけ、トップ3をヤマハ勢が占めた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合9番手だった。

 アラゴンGPのセッションが始まる前日の木曜日、バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がPCR検査の結果、陽性であることが判明。新型コロナウイルス感染症に罹患のため、アラゴンGPを欠場となった。また、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は引き続き右上腕の怪我の療養のために欠場し、ステファン・ブラドルが代役参戦する。

 フリー走行1回目は当初、現地時間9時55分(日本時間16時55分)からスタートする予定だった。しかし、その時点で気温は10度、路面温度が9度。かなり低い路面温度のために、セッションのスタートは30分後ろ倒しとなり、現地時間10時25分(日本時間17時25分)からフリー走行1回目が始まった。

 予定より遅れて始まったフリー走行1回目の気温は11度、路面温度は12度のドライコンディション。それでも例年のアラゴンGPに比べれば低い気温、路面温度である。例年、アラゴンGPは9月下旬に開催されているが、2020年シーズンはひと月後ろ倒しの開催となっているためだ。

 こうしたコンディションのなか、セッション前半にはヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)が14コーナーで、開始20分過ぎにはアレックス・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が2コーナーで転倒を喫する。

 一方、トップタイムをマークしたのはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、さらに2番手にはマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、3番手にファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)のヤマハ勢が続く。また、中盤には中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が4番手につけた。

 残り時間が10分を切ると、イケル・レクオーナ(レッドブルKTMテック3)が2コーナーで、さらにこのとき2番手につけていたモルビデリが14コーナーで転倒を喫した。

 セッション終盤は通常、タイムアタックによりラップタイムが更新されていく。しかし今回はポジションに大きな変動はなく、残り時間15分で1分49秒866を記録してトップに浮上したビニャーレスがそのまま1番手タイムでフリー走行1回目を終えた。

 2番手は転倒から再びコースインしたモルビデリ、3番手はクアルタラロだった。4番手には最後にタイムを更新したマルケス弟、5番手は中上がつけてホンダ勢ふたりがトップ5に入った。6番手にはジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、7番手はポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)だった。

■FP2でビニャーレスがただひとり1分47秒台のタイムを記録

 フリー走行2回目は予定通り現地時間14時10分(日本時間21時10分)からスタート。気温16度、路面温度は23度で、午前中よりも10度ほど上昇した。フリー走行1回目同様、このセッションでもヤマハ勢の3人のライダーが序盤からトップ3を席巻。モルビデリがトップに立ち、2番手にクアルタラロ、3番手にビニャーレスがつけた。

 セッション中盤にはミルがトップ、中上が2番手に浮上。しかし残り時間10分でクアルタラロ、さらにビニャーレスが1分47秒771のトップタイムをマークする。

 ただひとり1分47秒台のタイムを記録したビニャーレスはそのままトップでフリー走行2回目を終えた。クアルタラロは最後にタイムを更新して2番手。3番手にはモルビデリがつけて、フリー走行1回目に続き、ヤマハ勢の3ライダーがトップ3を占めた。

 ミルは4番手。5番手にはカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)がつけている。さらにアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が6番手。中上はトップから1秒053差の9番手だった。

 なお、明日土曜日のフリー走行3回目は全クラス、30分後ろ倒しで始まることが発表された。低い路面温度を考慮したものと思われる。MotoGPクラスのフリー走行3回目は現地時間10時25分(日本時間17時25分)からスタートする。