ハイエンドサルーンにニューカマー登場。ベントレー フライングスパーにV8搭載モデルを追加! 【動画】

Bentley Flying Spur V8

ベントレー フライングスパー V8

ショーファーカーではなくドライバーズカーとして

「世界最高のラグジュアリーセダン」を謳うベントレー フライングスパーに、4.0リッターV型8気筒ツインターボモデルが加わった。ブランドの象徴とも言えるW型12気筒エンジンに加え、高い人気を誇るV8エンジンの追加により、ラインナップが大幅に充実したかたちだ。

この10年間でカスタマーの動向が変化し、フライングスパーをショーファーカー(運転手付き送迎車)としてではなく、自らハンドルを握るためのドライバーズカーとして使用するカスタマーが大幅に増加。アメリカと中国で実施された顧客調査などによると、40%以上のオーナーが週に1度は後席に人を乗せて、自ら運転するという結果が報告されている。

こうした調査結果に基づき、新たな4‍ドアグランドツアラーの在り方をドライバー目線で見つめ直し新型V8モデルが誕生した。贅沢な作りと最新テクノロジーとが織り成す、極上のインテリア空間はもちろん健在となる。

エンジニアリング担当役員のマティアス・レイブ博士は、フライングスパーV8について以下のようにコメントした。

「ベントレーによる調査結果やお客様のご意見、クルマの使用目的の変化などを踏まえて設計された、この新型フライングスパー V8は、ドライバーが求める性能を提供しつつ、豪華リムジンのような洗練性、快適性、最新技術でパッセンジャーをもてなします」

「フライングスパー・シリーズは威風堂々としていながら、素晴らしく優雅なクルマです。ベントレー伝統のデザインが息づき、最高峰の職人技が注ぎ込まれ、本物の素材とディテールへのこだわりにあふれています。最新のトライバーアシストシステムとインフォテインメントシステムも搭載されており、どんな状況でも乗る人の安心・安全と、くつろぎのひとときをお約束します」

ベントレー フライングスパー V8の走行シーン

最高出力550psを発揮するV8ツインターボ

搭載されるベントレー製4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力550ps(404kW)を発揮。ツインスクロールターボの恩恵を活かし、2000rpmに達する直前に770Nmという最大トルクを発生する。

ツインスクロールターボは、タービンハウジング内に独立する2基のパラレルフローチャンネルを備えているため、低速域から強大なトルクを発生させることが可能。 ツインスクロールターボをエンジンのVバンク内側に搭載し、エンジンからターボチャージャーへの排ガスの移動距離を最小限に抑えることで、素早いレスポンスと高効率を実現した。

スロットル開度が小さいときはターボチャージャーが過給圧を蓄え、アクセルを踏み込むと即座にその過給圧を利用。これによってスロットルレスポンスが格段に向上し、エンジンが持つポテンシャルが最大限に引き出されている。シリンダーボア内部には応力と摩耗への耐性を高めるために、大気プラズマ溶射を用いて、頑丈でありながら、わずか150ミクロンという薄さの鉄の膜を生成した。

90度のバンク角、クロスプレーンクランクシャフト、完璧なバランスを持つ8気筒によってV8エンジン特有のサウンドが生まれ、0-100km/h加速4.1秒、最高速318km/hというスペックを実現。また、燃費性能を最大限に引き出すため、エンジン低負荷時、トルクが235Nm未満でエンジン速度が3000rpm未満の場合、8気筒のうち4気筒が休止する。気筒休止は約20ミリ秒という短時間で行われるため、パッセンジャーが気づくことはない。

燃費性能が最大16%向上した結果、航続距離が大幅に延長しCO2排出量も大幅に削減した。より環境に優しくなったことも、カスタマーにとって大きなメリットとなる。

ベントレー フライングスパー V8のエクステリア

100kgの軽量化によりシャープなハンドリングを実現

W12モデルと比較して100kgの軽量化を実現したことで、俊敏性と応答性がさらに向上し、V8ならではの走り味を手にした。V8モデルには最新のパワートレインとシャシーが採用され、「アダプティブエアサスペンション」「トルクベクタリング・バイ・ブレーキ」「ドライブダイナミクスコントロール」「電動ステアリング」などが標準装備される。

卓越したハンドリング性能を実現するため、中空・軽量タイプのアンチロールバーを前後に搭載。また、最新のアダプティブシャシーには、ベントレーがいち早く採用した48V電動アクティブ・アンチロール・コントロールシステム「ベントレーダイナミックライド」や、「エレクトロニック・オールホイール・ステアリング」が、オプションで用意されている。

ベントレーダイナミックライドは、乗り心地と横方向のロールを調整するシステム。各車軸両端のホイールをデカップリングすることによって過度の振動を和らげ、コーナリング時には0.3秒で最大1300Nmのアンチロールトルクを加えてボディの安定性を維持する。

エアサスペンションには、先代フライングスパーと比べて空気量を60%多く確保できる3チャンバーエアスプリングを採用。このエアスプリングはドライバーが選択したモードに応じて、スポーツ走行向きの硬めのバネ設定からリムジンのような贅沢な乗り心地まで幅広く対応する。

フライングスパーに初導入されたオプションの「エレクトロニック・オールホイール・ステアリング」は、高速走行時の安定性と市街地走行時の操縦性を向上。低速走行時は、このシステムにより後輪が前輪と逆方向に操舵される。

この結果、ホイールベースの短縮効果が生まれ、回転半径が小さくなって敏捷性が向上。驚くほどイージーに駐車することが可能となる。逆に高速走行時には前輪と同じ方向に後輪が操舵され、追い越しや車線変更の際の安定性を確保している。

ベントレー フライングスパー V8のエクステリア

キャラクターを引き立てる7色の標準カラー

新型フライングスパーのエクステリアデザインには、一目でベントレーと分かる新たなビジョンが息づいている。第2世代と比較すると、ホイールベースが130mm長くなったことで存在感が向上。サイドビュー全体の流れるようなラインが骨太な逞しさを醸し出している。

エクステリアカラーには、フライングスパー V8のキャラクターとボディラインを引き立てるために、選び抜かれた7色を標準設定。60色以上の豊富なオプションカラーから選択することや、ビスポーク部門の「マリナー」に自分だけのエクステリアカラーをオーダーすることも可能となっている。

「ブラックライン・スペシフィケーション」を選択すると、エクステリアのブライトウェアがモダンな雰囲気のブラックに統一され、オプションのイルミネーション付き電動フライングBも、ダークバージョンに置き換えられる。

ペイント仕上げの20インチ10本スポークアロイホイール、V8ウイングバッジ、クワッドエキゾーストパイプなどが標準設定され、インパクトのあるリヤデザインを演出している。

ベントレー フライングスパー V8のインテリア

クラフトマンシップと最上級素材の競演

インテリアには、ベントレーの職人技が惜しみなく注ぎ込まれ、極上のラグジュアリーとイノベーションが盛り込まれたモダンな空間が作り上げられた。スタイリッシュで個性的なコクピットに相応しく、シートの座り心地は快適性が徹底的に追求された。

シートレザーは5色から選択可能。ロワコンソールからフェイシアにかけては、ベントレーウイングをイメージしたデザインが個性を主張する。カラースペシフィケーションを指定することで、レザーがさらに10色と、インテリアのデュオトーンカラーが2‍種類追加される。

広々としたインテリア空間を演出するのはダッシュボードからドアへとなだらかに続くウッドパネル。標準設定のクラウンカット・ウォールナットはストレートカットを用いたことで、モダンな雰囲気に仕上げられている。

ウッドパネルは他にも7種類用意されており、「ハイグロスカーボンファイバー」というテクニカルフィニッシュを選択することも可能。好みのウッドパネルで「デュアルべニア」を指定したり、フロントセンターコンソールに「コート・ド・ジュネーブ」の装飾を追加することで、キャビンを自在にオーダーメイドすることもできる。

新型フライングスパーV8にも、業界初採用の「ベントレー・ローテーションディスプレイ」が搭載可能。エンジンスタートボタンを押すと、ダッシュボード中央のウッドパネルが回転して12.3インチのタッチスクリーンが現れ、カスタマイズ可能な3種類のウインドウがタイル表示される。

ローテーションディスプレイをさらに回転させると、2つ目の面にはエレガントなアナログメーターが3つ表示される(外気温計/コンパス/クロノメーター)。3つ目の面はシンプルかつシームレスなウッドパネル、デジタル表示が一切なくなり、周囲との一体感がさらに増すことになる。

リヤシートには、優美な素材で彩られた新設計の「タッチスクリーンリモート」が装備される。コンソールに一体化されており、ボタンひとつで簡単に取り外しが可能。このタッチスクリーンリモートを使うことで、ブラインド、リヤシート・マッサージ機能、リヤの室温調整など、様々な機能を操作できる。

「My Bentley」コネクテッドカーサービス

「My Bentley」専用アプリによる様々な機能

新型フライングスパーには、ドライバーとパッセンジャーが直感的に操作できるクラストップのインテリジェントなテクノロジーを採用。車両に「eSIM(組み込み式SIM)」が内蔵されているため、「My Bentley」コネクテッドカーサービスを使用する場合でも、カスタマーのデバイス経由でデータ通信をする必要はない。

「My Bentley」インカーサービスとリモートサービスでは、専用アプリを通じて利用できるサービスを随時拡大中。「My Bentley」専用アプリは、Apple iOS/Android対応のモバイルプラットフォームで利用が可能となっている。

リモートサービスの内容は地域によって異なるが、「My Bentley」アプリを通して、「ファインドマイカー」、「ロックマイカー」、クルマのステータスやデータの確認、パークヒーターの操作など、様々な機能を利用することができる。

車両に搭載されたインフォテインメントシステムでは「Apple CarPlay」を利用できるほか、衛星地図でリアルな画像を表示したり、ローカルハザードインフォメーションサービスから最新の交通情報を受信したりもできる。

ベントレー フライングスパー V8のインテリア

豊富に用意された様々なインテリアオプション

オプション装備としては、「リヤシートエンターテインメントタブレット」、「Naim for Bentley」をはじめとするオーディオシステム、豪華な車載式2ボトルドリンククーラーなどをラインナップする。

新開発された冷蔵機能付きボトルクーラーは、左右後席の間のセンターアームレスト後方に装着。+6度から-6度の2段階の冷蔵機能があり、330mlのソフトドリンクなら6本、500mlのボトルなら4本、750mlのシャンパンボトルなら2本の収納が可能となる。ボトルクーラーはデザインが一新されてコンパクトになり、先代フライングスパーのときよりもトランクスペースへの張り出しが少ないため、420リットルというトランク容量が確保された。

4シーター仕様の場合はフロントコンソールがリヤまで伸長され、後席乗員に様々なメリットがもたらされる。このコンソールには5インチ・タッチスクリーンリモートの収納場所が新設されているほか、ツインカップホルダーや収納スペースもプラスされる。また、オプションでワイヤレス充電ポートの取り付けも可能。リヤアームレストにはブライトメタルフィニッシャーが装着され、USBポート2つと12V電源ソケット1つが目立たないように配置される。

前席の背もたれ裏側には電動式ピクニックテーブルが収納されており、ボタンを1‍回押すだけで展開。レザーで彩られたテーブル表面には、筆記具を置くためのくぼみが設けられた。ボタンを押し続けると、このピクニックテーブルが元の位置にスムーズに収納される。