WRC:オジエ、直近2戦の結果が「努力に見合わない」と不満も、ターマック連戦に期待

 TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエは、過去2回のWRC世界ラリー選手権イベント、第5戦トルコと第6戦イタリアの結果が自身のパフォーマンスに対して報われなかったと感じている。

 自身7度目の戴冠を目指して2020年シーズンを戦うオジエは先月、トルコで行われたラリー・ターキーで、トヨタ・ヤリスWRCのエンジントラブルによってリタイアを余儀なくされた。
 
 また、先週行われたラリー・イタリア・サルディニアでは計6回のステージ優勝を飾る速さをみせ、そのなかでティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)との壮絶な2番手争いを展開。最終日のSS15までライバルをリードしていたが、最終SS16で1.7秒のリードをひっくり返され総合3位でのフィニッシュとなっている。

 その結果、選手権首位を走るチームメイト、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)とのポイント差を思うように縮めることが叶わず、依然として14ポイントの差がある状況だ。

「トルコでリタイアを喫し、今回は3位という結果になったが、これは僕たちの真のレベルを反映したものではない」とWRC公式サイトwrc.comに語ったオジエ。

「ウイナー(ダニ・ソルド/ヒュンダイi20クーペWRC)からわずか6秒差の3位となり、チャンピオンシップリーダーとのギャップをいくらか縮められた点では、ここでの結果は良いものだったと思う」

「しかしながら、僕らはもっと良い結果を目指していたし、それを手に入れる可能性があったことを認めざるを得ない」

「チームはとても良い仕事をしてくれたし、僕たちのパフォーマンスも非常しっかりとしたものだった。スピードもあったし、ライバルと比較しても初日の出走順(先頭から2番目)を考えれば満足できるものだ」

「だが残念ながら、路面の“掃除役”しなければならない時間が長すぎて時間のロスにつながってしまった」

 第6戦までを終えた2020年シーズンのWRCはベルギーとイタリア・モンツァでの2ラウンドを残すのみとなっている。このふたつのイベントはいずれもターマック(舗装路)で行われるため、オジエが不満を漏らした“掃除役”の心配はない。

 そうした要素もあり、サルディニアで選手権リーダーとの差を4ポイント縮めた元6連覇王者は、自身7度目のタイトル獲得に向けて楽観的な姿勢をみせている。

「このわずかなフラストレーションを前向きに捉えたいと思っている」とオジエは述べた。

「なぜなら、僕たちが示した良いタイムと6つのステージ優勝が示すように、我々にはパフォーマンスがある。それは今後に向けて重要なことだ」

「今は次のふたつのラリーで努力が報われることを願っている。もちろん最終的には必ず報われると確信している」

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア