F1第11戦アイフェルGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2020年F1第11戦アイフェルGPの決勝レースで5位~優勝のドライバーたちが日曜日を振り返った。5位~優勝のドライバーは、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ダニエル・リカルド(ルノー)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 決勝=5位

2020年F1第11戦アイフェルGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 いろいろと難しいことの多い週末だった。それでも5位に入って、貴重な10ポイントを獲得したのだから、満足すべきだろうね。レースではペースの一貫性を維持できて、巡ってきたチャンスはうまく利用した。

 ただ、直接的なライバルは僕より上位でフィニッシュしているし、レースを通じてこちらよりペースも良かったようだ。クルマのフィーリングも文句なしというわけではなかった。アップデートされたパーツを、もっとよく理解できるように努める必要がありそうだ。これからの2週間を有意義に使って、今後どうするのか、どのようにポルトガルでのレースに臨むのか、しっかり分析して検討したい。

 ランド(・ノリス)は残念だった。どうやらスパの時と同じトラブルらしい。前を向いて進み続けるよ。

■BWTレーシングポイントF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=4位

2020年F1第11戦アイフェルGP セルジオ・ペレス(レーシングポイント)

 どちらかと言うと、ちょっと悔しいね。セーフティーカーが入らなければ、ポディウムに上がれたと思うから。それまで、僕はダニエル(・リカルド)に追いつきつつあり、彼の方が使い込んだタイヤを履いていた。だから終盤の数周は、ポディウムを賭けた接戦になりそうだったんだ。

 今回もまた、最初のスティントが良かったことが好結果につながった。いいスタートを切ってひとつ順位を上げ、タイヤのマネジメントをして長く走ることができたから、次のスティントで優位に立てたんだ。

 リスタート直後には、ダニエルにプレッシャーをかけ、ターン4であと一歩というところまで迫ったが、攻めきれなかった。それでも4位フィニッシュはとてもいい結果だ。分からないことだらけの状態でレースを迎えながら、コンディションをうまく読み切ったという点で、チームが素晴らしい仕事をしたと思う。ニコ(・ヒュルケンベルグ)もポイントを獲得できて良かった。今日はとても厳しいレースになる可能性もあったのに、最終的には好成績を収めることができた。クルマも良く走ってくれたし、こうして難しい状況を跳ね返したことを、誇りに思っていいだろう。

 このあとランス(・ストロール)に電話をして、どんなレースだったか伝えるつもりだ。彼の復帰を心待ちにしているよ。

■ルノーDPワールドF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=3位

2020年F1第11戦アイフェルGP ダニエル・リカルド(ルノー)が3位を獲得
2020年F1第11戦アイフェルGP ダニエル・リカルド(ルノー)が3位を獲得

 初めて表彰台に乗った時のような気分だ。マシンから降りて、チームとハグし、メカニックたちからヘルメットをたたかれて、感情が高ぶった。最高の気分だ。ついにやり遂げたんだ! 心からうれしい。

 ルノーでの初表彰台だ。彼らとの旅を始めた時から、これを目標にしてきた。前回(トップ3)記者会見に出てから2年半だ。ずいぶんと時間がかかったね。

 最近のレースでパフォーマンスが向上しつつあることを感じていた。この結果を達成できてハッピーだよ。

 レースはとてもタイトで、2回目のピットストップをすべきかどうか、チームで話し合っていた。その時、いいトラックポジションで走っていたからだ。そしたらセーフティカーが出動して、チャンスが訪れた。そしてピットインしようという決断を下した。正しい判断だったよね。最高の一日だったよ!

(レース後の会見で語り)今の気持ちは、幸せなショックを受けているという感じかな。

 ルノーとの契約にサインした時から、2年のうちに表彰台に乗ろうと思っていた。来年、このチームから去るが、共に過ごしたこの2年間を素敵な形で締めくくる出来事だと思う。さらにうれしいことに、まだこれで終わりではないんだ。

(表彰台を獲得した場合、ルノー代表シリル・アビテブールとおそろいのタトゥーを入れるという約束をしていることについて聞かれ)それは実行するよ。これから(デザインなどを)考えなくちゃね。ドイツを思わせるデザインにすると思う。表彰台を達成した場所だから、ドイツの伝統に敬意を示したい。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位

2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位を獲得
2020年F1第11戦アイフェルGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位を獲得

 全体的にポジティブな週末だった。今回も2位を獲得できたことは喜んでいいと思う。決勝中、ルイスにできるだけ近い位置を走り続けようとしたが、彼と戦えるだけのペースはなかった。それでも今日のパフォーマンスには満足している。

 今週末、このマシンを改善することができたのでうれしく思う。とはいえもっと進歩する必要がある。毎週末メルセデスと戦えるよう、これからも努力していく。

 セーフティカー後のリスタートは、低温のなかでタイヤが冷えてしまっていて、苦労した。後方のマシンは僕らに追いつくなかで温度を上げることができて有利だったから、なおさら厳しかった。それでも彼らを抑えることに成功し、ルイスと一緒に彼らを引き離していった。

 ファステストラップを記録し、追加ポイントを獲得できたこともうれしい。そしてもちろん、ダニエル(・リカルド)がまた表彰台に上がったのもよかった。彼は素晴らしいドライバーだ。表彰台に値する。

(決勝後の会見で語り)今日の2位は自分たちの実力どおりの位置であり、そこでフィニッシュすることが何より重要だ。彼ら(メルセデス)は速すぎたので、今日は自分たちのレースをしょうとした。

 今回新しいパーツを持ち込み、マシンは間違いなく向上した。マシンからさらに力を引き出すために努力していく。

 最終ラップで「(ファステストラップを)狙ってみよう」と思った。楽しかったよ。やれると思わなかったけど、全力でプッシュして、結果を見てみようと思った。そしたら幸いうまくいった。ファステストラップを獲れたのはよかったし、それによって追加で1点稼ぐこともできた。すごくうれしい。

■メルセデス-AMG・ペトロナスF1チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=1位

2020年F1第11戦アイフェルGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が91勝を達成。シューマッハー家から記念のヘルメットがプレゼント
2020年F1第11戦アイフェルGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)が91勝を達成。シューマッハー家から記念のヘルメットがプレゼント

(ミックから)ミハエルのヘルメットを贈られたことは光栄であり、誇りに思う。その意味を言葉に表すのは難しい。子どものころ、ミハエルが優勝を重ねるところを見てきた。兄弟とレーシングゲームをする際には、僕はミハエルを選んだものだ。いつかF1で走りたいと夢みたけれど、誰かが、特に自分が、ミハエルの記録に近づく日が来るなど、想像もしなかった。彼の優勝回数に並ぶというのは無謀すぎる夢だった。でも夢というのはかなうものなんだね。

 信じられないほど光栄なことであり、実感するにはしばらく時間がかかりそうだ。ひとつ確かなのは、この素晴らしいチームなしでは達成できなかったということだ。全員が常に全力で努力している。ファクトリーの皆に感謝する。そして、ミハエルに対して心から敬意を払いたい。今日は感謝の気持ちでいっぱいだ。

 レース自体の話をすると、とてもきついレースだった。すごくいいスタートを決めたが、バルテリはターン2でうまく防御した。その後、どうやればバルテリに勝てるのかを考えた。タイヤをうまく労わりつつ、絶対に離されないように走った。彼が苦労しているのが分かり、チャンスがありそうだと思っていたら、彼がロックアップしたんだ。

 その後、後方にある程度ギャップを築き上げたのだが、セーフティカーが出動した。マックス(・フェルスタッペン)がすぐ後ろまで来たので、抜かれないようにリスタートを成功させる必要があった。終盤のレッドブルのペースは素晴らしかった。これから厳しい戦いになりそうだ。