アストンマーティン、WEC最終戦で98号車の初勝利を目指しベテランドライバーを起用

Aston Martin Vantage GTE

アストンマーティン ヴァンテージ GTE

GTE Amクラスでダラ・ラナとガンのチームメイトに

アストンマーティン・レーシングは、世界耐久選手権(WEC)2019−2020シーズン最終戦「バーレーン8時間レース」に向けて、英国人出身のリチャード・ウェストブルックを起用。彼はポール・ダラ・ラナ、ロス・ガンと共に、GTE Amクラスにエントリーする98号車をドライブする。

ル・マン24時間で98号車をドライブしたアウグスト・ファルフスは、同じレースウイークにアメリカで開催される「セブリング12時間レース」にダレン・ターナーと共に参戦。最終戦で勝利を狙う98号車をサポートすべく、経験豊富なウェストブルックに白羽の矢が立ったかたちだ。

アストンマーティン ヴァンテージ GTE 95号車をドライブするリチャード・ウェストブルック

ル・マン24時間では95号車で3位表彰台を獲得

ウェストブルックは、ル・マン24時間レースではニッキー・ティームとマルコ・ソーレンセンと共に95号車のヴァンテージ GTEをドライブし、3位表彰台を獲得。今年のニュルブルクリンク24時間レースでもクラス優勝を果たしており、デイトナ24時間やセブリング12時間でも優勝経験を持つ。

今回、最終戦への参戦が決まったウェストブルックは、以下のように喜びを語った。

「WEC最終戦に向けて、アストンマーティン・チームに戻ることができて本当に嬉しいです。GTE Amクラスは現在、かなり激しいタイトル争いが繰り広げられています。私にとっては、シーズンのフィナーレが近づこうしているなかで、勝利を目指して戦う絶好の機会になります」

「そして、アストンマーティンのような素晴らしいブランドのためにレースをすることはとても名誉なことです。英国が誇るレーシンググリーンのレーシングスーツを着て、ル・マン24時間レースの表彰台に立った経験は、一生忘れられないものになるでしょう」

「ヴァンテージGTEでのレースはまだ2戦目ですが、ル・マン24時間を走りきったことで、十分なマイレージを稼いだように感じています。それにバーレーンは大好きな場所です。2005年にGTマシンで初めて優勝した場所ですからね」

GTE Amクラスで勝利を狙うアストンマーティン ヴァンテージ GTE 95号車

未勝利の98号車に勝利をプレゼントできるか

多くのライバルが参戦するGTE Amクラスにおいて、幾度となく優勝を争ってきた98号車だが、2019-2020シーズンは不運も多く、現在まで勝利を手にできていない。ダラ・ラナは最終戦バーレーンでこの状況を変えたいと考えている。

「最終戦に向けて、アウグスト(ファルフス)も、ダレン(ターナー)もドライブできないことが明らかになったとき、リチャードしかいないと考えました。彼はル・マン24時間でも活躍していましたし、ヴァンテージ GTEとチームのことをよく知っています」

「私たちとしてはシーズンを通して、ペースもパフォーマンスも悪くなかったと考えています。だからこそ、優勝して1年を締めくくりたい。我々のチームは、それに値する存在だと確信しています」

WEC最終戦のバーレーン8時間レースは11月12日~14日に、サヒールのバーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台に開催。このレースは通常の6時間レースの1.5倍のポイントが与えられる。

現在、アストンマーティン・レーシングのパートナーチームであるTFスポーツのジョニー・アダム、チャーリー・イーストウッド、サリフ・ヨルクが、GTE Amクラスのランキングトップに付けている。