WRCイタリア:トヨタ、オジエが総合2番手でラリー最終日へ。ロバンペラは初リタイア

 10月10日、世界ラリー選手権第6戦イタリアのデイ2がサルディニア島、アルゲーロを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合2番手、チームメイトのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手で競技2日目を終えた。もう1台のヤリスWRCを駆るカッレ・ロバンペラはクラッシュにより、リタイアとなっている。

 9日に競技がスタートした2020年シーズン第6戦イタリア。このラリーで、ステージの“掃除役”を担うことになる不利な出走順でありながら、初日を総合4番手と総合5番手で終えたオジエとエバンスの両名は出走順のハンデがなくなった2日目、本来のパフォーマンスを発揮してみせた。
 
 選手権ランキング2番手につけるオジエは、デイ2のオープニングとなったSS7でステージ優勝を飾ると総合3番手に浮上。SS8では総合2番手に順位を上げてみせる。
 
 その後も3つのステージ(SS9、11、12)でベストタイムを記憶したオジエは、最終的に総合3番手のライバルと1.5秒差の総合2番手でラリーを完走。最終日に駒を進めている。
 
 また、チームメイトでランキングトップに立つエバンスもSS2番手タイムを2度記録するなど、安定したタイムをマークしながらポジションを上げることに成功。こちらは総合4番手で12日のデイ3を迎えることになった。
 
 一方、前日にステアリング系のトラブルで出遅れたロバンペラはSS8でクラッシュを喫した。彼のマシンは立て続けに2本の立ち木に衝突し、リヤセクションに大きなダメージを負ってしまう。
 
 ロバンペラはここまで5戦連続で総合5位以内に入る安定したラリーを展開してきたが、今回は初めてイベントの途中でラリーから去ることになっている。

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア

「最終日に向けて、表彰台争いはとてもエキサイティングな展開になった」と語るのはTOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表を務めるトミ・マキネンだ。

「サービスで椅子に座って戦いを見ているよりも、ドライバーとして走る方が、まだ気が楽なのではないかと思うよ」

「セブ(セバスチャン・オジエ)は今日、何度も素晴らしいタイムを刻んだので、明日もきっとやってくれるはずだ。また、エルフィン(・エバンス)も前日の出走順トップというハンデを乗り越え、良いポジションにつけている」

「残念ながら、カッレ(・ロバンペラ)はサービスでのミスにより昨日の午後は厳しい状況に陥ってしまった」

「それでも諦めずに戦い続けたが、今日は道幅が狭いセクションでの小さなミスにより、競技を続けられなくなってしまった。ラリーでは往々にしてこのようなことも起きるが、彼はすごい勢いで学び、成長している最中だ」

 総合2番手につけたオジエは「6本のステージのうち、4本のステージで最速だったので、今日はかなり満足している」とコメント。

 クラッシュを喫したロバンペラは「コーナーイン側の障害物を避けようとしたところ、コーナリングラインが少しワイドになってしまった」とコースオフ時の状況を語った。

 ラリー最終日の12日(日)はサルディニア島北西部のふたつのステージをループする計4SSで争われる。4本のSSの合計距離は41.9kmで、ラリーのフィナーレとなるSS12は、ステージ上位ドライバーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”だ。

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア