WRCイタリア:ソルドが首位堅持の一方、オジエとヌービルの2番手争いが白熱

 WRC世界ラリー選手権第6戦は10月10日、イタリア・サルディニア島での競技2日目を迎えた。この日はSS7~12が行われ、初日に総合首位に浮上したダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)が引き続きトップを守った。総合2番手はセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)で、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)がこれを僅差で追いかける展開となっている。

 WRC第6戦のデイ2は前日と同様、午前中にふたつのSSを途中サービスを受けずにループし、サービスを挟んだ午後にさらにふたつのステージを走行するスケジュールで行われた。

 この日のオープニングとなったSS7は今大会最長の全長22.08kmのステージで、まずは前日デイ1を総合4番手で終えたオジエがベストタイムをマークすると、総合順位でもヌービルを逆転して表彰台圏内に浮上する。
 
 元6連覇王者は続くSS8はステージ4番手に留まったものの、総合2番手につけていたテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)がハンドブレーキのトラブルによってペースを失ったことで総合順位をもうひとつ上げ、総合2番手に。SS7の再走ステージとなったSS9ではふたたび最速タイムを刻んでみせた。

 しかし、午前中最後のSS10では総合3番手につけていたヌービルが速さをみせ、ここで総合2位が入れ替わる。この間にも首位ソルドは快走を続け、31秒の大量マージンを築いている。

 午後の2SSは前日のSS5/6の再走ステージだ。このふたつのSSを制したのはいずれもオジエで、最終ステージ終了後にはヌービルから総合2番手の座を奪い返すことに成功。トップを行くソルドとの差も27秒4に縮めてみせた。なお、3番手ヌービルとのギャップは1.5秒と僅差のままだ。

 1日をとおして熱を帯びた総合2番手争いの後方では、選手権リーダーのエルフィン・エバンスが堅実な走りで総合4番手に。前日2番手のスニネンがトップと1分06秒差の総合5番手。総合6番手には初日にトラブルを抱えて出遅れたオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)が続いている。

 ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)は午前中、総合6番手につけていたものの、オルタネーターのベルトが切れてしまい戦線を離脱。また、カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)はSS8でコースオフを喫した。
 
 彼のマシンは2本の立ち木に衝突し、リヤの両輪を失う損傷を負った。このアクシデントによる車両ダメージは大きく、チームはロバンペラの今季初リタイアを決めている。

 前日のクラッシュから復帰した勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は、出走順1番となりステージの“掃除役”となるなかでブレーキトラブルにも見舞われながら粘りの走行。その結果、総合32番手で2日目のラリーを完走している。

 ラリー最終日の12日(日)はサルディニア島北西部のふたつのステージをループする計4SSで争われる。SS13~16、都合4本のSSの合計距離は41.9kmで、ラリーのフィナーレを飾るSS16はステージ上位ドライバーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”だ。

セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC) 2020年WRC第6戦イタリア
テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC) 2020年WRC第6戦イタリア